華麗な文章に圧倒される。主人公がシャネルスーツをまとうシーンは圧巻だ。
簡潔にして華麗。彼女が仕上げにふった香水の香りが脳内に漂うようだ。
かわいくてかしこくてこどもっぽくて老獪で自立した魅力的なアラフォー女性・妙子。
ニヒルでつかみどころのない美しい魅力的な若い男との丁丁発止の恋の駆け引き。
これまで恋愛小説がつまらないと思っていた私はおもった。
これまでの恋愛小説がつまらなかったのは、主人公が圧倒的な存在感をもっていなかったからだ!と。
獣のような自由な男だとおもっていたら、なーんだつまらない男だったわ…と、男をふっ切る妙子の男への見事な仕打ち。もう痛快!!
三島がこんなにおもしろい小説家だったとは!!
じっくりお金をかけて映像化してほしいような。