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職人 (岩波新書)
 
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職人 (岩波新書) [新書]

永 六輔
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「職業に貴賎はないというけれど,生き方には貴賎がありますねェ」モノをつくる職人さんたちならではの知恵に満ちた言葉の数々を軸に,対談・インタビュー,そして講演録などで構成する紙上バラエティ.『大往生』『二度目の大往生』に続く,ご存じ永六輔ワールド第3弾.著者いわく,「僕はこれを一番書きたかった」.

内容(「BOOK」データベースより)

「職業に貴賎はないと思うけど、生き方に貴賎がありますねェ」―モノをつくる職人さんたちだからこそ言える知恵に満ちた言葉の数々。そして、対談・インタビュー、講演録などで構成する紙上バラエティ。『大往生』『二度目の大往生』に続く、ご存じ永六輔ワールド第三弾。著者いわく、「僕はこれを一番書きたかった」。

登録情報

  • 新書: 210ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1996/10/21)
  • ISBN-10: 4004304644
  • ISBN-13: 978-4004304647
  • 発売日: 1996/10/21
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 271,732位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 伯楽 VINE™ メンバー
形式:新書
この本には時間を掛けて集められた無名の職人による人生の至言がちりばめられている。一芸に人生を賭けた職人には、人生の達人と言える人々がいることが分かる。しかしそうした職人は今絶滅に瀕している。作る物が世の中で必要となくなった、作るための材料が手に入らなくなった、後継者が見つからないなどの原因以外にも、著者は行政による原因も鋭く指摘している。「文化の向上に寄与する」ことを目的とした計量法が、実は伝統工芸の基本となる尺貫法の使用を禁止し、曲尺や鯨尺を使った職人の職を奪っている矛盾は大きい。現在では著者らの運動が実り、行政は見て見ぬフリをしているが、こういう矛盾は何も計量法に限った話ではないことには注目すべきである。全般的に読みやすい文章で書かれており、使い捨てではなく使うほど価値の出てくるものに関心ある読者にはお薦めの一冊。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 モノづくりの職業論として秀逸 2008/1/17
By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:新書
親書の棚の左から20冊買ったなかの一冊。
雑誌連載からの転載で、職人といわれる人たちの「名言」を収集したものである。他に、内海芳江(芸人も職人だそうだ)や、帆布職人、陶芸家との対談と、講演録を模した永氏の「職人論」からなっている。

職人と作家(=芸術家)、商品と作品(=美術品)の境界、が当初のテーマだったそうだが、職人たちの肉声を多くとりいれたためか、全体としての印象はモノづくり系職業論に近い。

「健康に気をつかっているやつに、
 いい仕事はできません」p38

という言葉は、がむしゃらに頑張らなければならない、ということではなくて、いい仕事というのは「個人」というナマな存在とは全く異なる次元に燦然と輝くモノであることを示唆して至言である。また、

「売るために品物をこしらえたことはありません、
 こしらえたものがありがたいことに売れるんでさぁ」p63

などは、ちょっとカッコつけているようにも聞こえるが、モノを作るという行為とそれを売って商売するという行為は本質的に異なるものである、ということを気づかせてくれる名言である。

モノを作って、それを売って生活するのが職業人としての「職人」ではあるが、モノづくりは本質的に職業とは関係がない。とはいえ「芸術家」は食えなくても威張っていられるが、食えない「職人」はちっとも威張れない。なかなか、奥の深い世界である。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By シネマA トップ500レビュアー
形式:新書
 これはおすすめ。新書の帯に「僕はこれを一番書きたかった」という著者の永さんのことばが印刷されています。岩波新書のなかでも抜群に読みやすくて、しかもいろいろなことを考えるヒントをあたえてくれる、まさに万人向けの一冊ではないかしら。

 本書を読むと、かつて永六輔が尺貫法の存続にあれほどこだわって、おかみを相手に、まるで綱渡りのような、たぶんに冗談っぽいけど、じつはからだを張った真剣勝負を挑んだ理由がわかる。

「他人と比較してはいけません。
 その人が持ってる能力と、その人がやったことを比較しなきゃいけません。
 そうすれば褒めることができます」

「批評家が偉そうに良し悪しを言いますけど、
 あれは良し悪しじゃなくて、
 単なる好き嫌いを言っているだけです」

「安いから買うという考え方は、買物じゃありません。
 必要なものは高くても買うというのが買物です」

 無名人語録、対談、講演原稿など、雑然とした軽快な構成のなかに背骨がひとすじ通っているところが、いかにも永さんらしいスタイル。随所で人生の極意をさらりと語って嫌味にならないのはさすがですね。
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