最近の若手ジャズミュージシャンって大抵ちゃんとした学校で理論とか勉強してるんだよね。折り目正しいんだけど面白くない人が多いの。それよりも20世紀後半のフリージャズの人達って、昭和時代のプロレスみたいな魅力があるわけ。凶器出さないとだめ、とか反則やってナンボ、みたいなスタイル。田中さん自身がジャズに造詣が深く、楽器もたしなまれるのでフリージャズというフォーマットにおけるプロレス的魅力が存分に伝わって来て読み物として実に楽しいのです。キワモノとか色物ってのはなんとも言えない猥雑さが魅力ですが、この本はフリージャズというフォーマットの魅力を存分に伝えていると思います。この本を読んで紹介されてる音源を聴いたら分かってもらえると思います。