聖飢魔2地球デビュー直前から解散、再結成まで、今まで語られなかった裏話のオンパレード。聖飢魔2とは、どんなにユニークでパワフルで途轍もないバンドだったんだと痛感する。各構成員の生の声だけでなく、聖飢魔2を取り巻く人達の声も収録、「嘘がない、正直やなあ」というのが率直の感想です。
個人的には、ジェイル大橋やルーク篁がプロデビュー前の聖飢魔2とどう関わっていたのかとか、ジェイル大橋の脱退、USAでのCATS IN BOOTS〜帰国までの深く遠い苦難の道のりが語られた部分が非常に興味深かった。ジェイル大橋と言えば、今現在の大人しくてどことなくちょっと影がありそうで、かつセクシーな低いトーンの喋り方とは裏腹に、当時はもう相当なヤンチャだったと思うが、実は「音楽」に関してはどれだけ誠実で本物を追求していたのか、また、その思いと現実との狭間でどんなに苦しみ葛藤していたのかが、この本から痛いほど心に染みわたってくる。当時はキワモノ扱いされたいたが、ハードロックとして最高級である第3教典から聖飢魔2を聴き始めて本当に良かったと思う。俺たちは間違ってなかったと確信できた。大橋さん、ありがとう!あなたの音楽は当時からちゃんと俺たちの中に届いていましたよ。