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この巻に至るまでは。
本屋で表紙を見たとき、度肝を抜かれました。
映っているのが主役のアイオリア。まあここまではいつもと同じ。しかしもう一人は・・・なんとデスマスク!!!
よりにもよってデスマスクですよ、
黄金聖闘士でありながら「あじゃぱぁ~」の奇声とともに惨敗し全国の蟹座の少年を被差別民族に叩き込んだあのデスマスク!!!
いったい何が起こっているのだ・・・
びくびくしながら読み進めると、そこで描かれていたのは原作の「悪党」的イメージをベースにしながらも新解釈を盛り込み構築されたダーティヒーローとしてのデスマスク!
もう、眼からうろこが落ちるとはこのこと。もうそれまでの些細な問題点などどうでも良くなってきました。
自分のように割り切れる星矢ファンは少数派でしょうし、デスマスクの小悪党然としたところが好きな人もいるでしょう。そういう人はこれを絶対に許すことは出来ないと思います。
ですが、自分はそういった問題点を認めた上でなおこの作品が好きです。そう思わせるだけのパワーが、このデスマスクのエピソードにはありました。
なんでこんなにヘタレなんですか?
なんでこんなに弱いんですか?
なんでこんなに恰好悪いんですか?
先生は蟹座嫌いなのですか?
乙女座の奴が喜び、獅子座の奴がふんぞり返っている中、私たち蟹座組はからかいの対象になっていました。後で魚座が出てきて少し助かりましたけどね。
そんな、そんなダメダメなデスマスクがこの作品では猛烈に恰好良いです。信じらんないくらい恰好良いです。極上のヒールの魅力ぷんぷんです。
私はデスマスクがかっこうよく書かれている、ただそれだけで最初は違和感のあって拒否反応をおこしたこの作品を全面的に肯定したいと思います。
1位:デスマスク
2位:シャカ
3位:アイオリア
といったところでしょうか。... 続きを読む
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