革命でも人生でもそうだが、「死んだらそれまでよ」である。
この点では、タレイラン様は、ラファイエットと並んで最強キャラである。
第4巻で、タレイランは4人目の主役として登場する。
ここで言う「主役」とは、3人称文体の中で、その者の言葉でストーリーが進む者のことで、本書では、ミラボー、ロべルピエール、デムーラン、そして、タレイランとなる。
次に脇役というか、主役と台詞を交わす人々がいる。ネッケル、ダントン、マラ、三頭派などがそうだ。
そして、本来は脇役以上の存在感であるべきが、背景のように書き割りされている人もいる。ラファイエットやルイ16世がそうだろう。
こうした歴史のステロなイメージに囚われぬ、作者の描く小説感を素直に受け止めることも必要だろう。
それにしても、タレイラン様、途中からの主役参入ということで、これでもかと圧巻のオレ語りをしてくれます。ゲイカのフランス革命で演じていく役割を知る者でも、この語りは結構楽しめるだろう。
悪文ながら、キャラ立ちという点では、本作品は充実している。