内容紹介
1789年10月。革命の舞台はヴェルサイユからパリへ。それまで特権的立場を追及されなかった聖職者が、いよいよ槍玉に挙げられる。貴族の所有地よりも、教会や修道院が占めてきた荘園の方が遥かに広大であり、富を独占する聖職者の問題は避けて通ることのできないものだった。発端は、王国財政の再建。国有化した教会財産を担保に国債を発行するという提案に始まり、それが聖職者の地位を巡る議論へ発展、90年7月に聖職者基本法が成立する。この教会の破壊を精力的に進めたのは、自らが高位聖職者であるオータン司教・タレイランだった。一方、無私の気概で奮闘を続けるミラボーは、王家と内通し、新国家での彼らの生き残りを賭けて、王権の擁護に努める。ロベスピエールとは袂を分かつものの、真に憎むべきは王党派ではなく民主的なブルジョワ議員たちなのだと開眼、マラ、ダントンといった無産階級の闘士たちと友誼を深めていく。
内容(「BOOK」データベースより)
真の敵は何処に。今こそ、真実に殉じる勇気を。革命の本道を目指し、天下をかけた戦いが始まる。仮面の聖性と宿命の俗性。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐藤 賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学卒業後、東北大学大学院で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』で第121回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学卒業後、東北大学大学院で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』で第121回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)