パラパラページをめくると、最初に、「聖書から宗教のベールを
はがした時に真理が光り出します」という太字の言葉が目につきました。
この言葉は、納得できます。
教会にもよりますが、教会の中で、その教え(ドグマ)という枠の中で聖書を読むと、
読み方が制限されてしまうようなのです。聖書の解き明かしに、牧師さん個人の宗教色が入るので、
一つの傾向の中でしか聖書が解釈できなくなります。
「あなたの努力は不要です。
「努力する」のではなく「知ること」で、
突然道が開けます」(31ページ)、これも本当だと思います。
「知る」というのは、無理に信じるというより、気づく、納得する、悟るという感じ
に近いかもしれません。
その「知ること」の内容はというと、本書にもありますが、
キリスト教を信じる、信じないに
かかわらず、 誰でも「神に似せて創られた最高傑作」、
だから神から今のあるがままで(あなたは)愛されている…このあたりは、本書を読むだけでは、すんなり身につくとは思えませんが、
・ 神から愛されていることを知り実感する
・ 自分が自分を大切にしてよいと知る
・ 人間関係がぐんとラクになる
(このあたりも、成功する土台)
本書はそのきっかけ(後押し)になると思います。
「成功」というのは、自分らしく能力を発揮して生きる、本来の自分自身になる、
本書の言う「神実現」のことです。(「神実現」という言葉自体は、「自己実現」に対応する言葉として、
ある牧師さんたちが説教の中でかなり以前から使っておられたと記憶しています)
「わたしの目には、あなたは高価で尊い(イザヤ書 43:4)」という旧約聖書の「言葉」が
『新改訳聖書(いのちのことば社発行)』から紹介されています。
この「言葉」に馴染む(それに関する本書のわかりやすい解説を読む)だけでも本書を購入する価値があると思います。
ともあれ、本書だけでは、人はキリスト教徒にはなりませんし、本書は宗教の本(キリスト教解説本)でもありません。
しかし、長年、キリスト教会に通い続けても、なかなか気づけない(広い意味での人生の成功の)大切なポイントに絞って、
聖書の中から、明快に説明されていますので、おすすめです。