『第二音楽室』に続く、
長編。
短編は女の子たちが主人公でしたが、
これは一人の少年が主人公。
それなりに魅力的で、
クール。
親の離婚とか、
厳格なキリスト教の父だとか、
少し、普通とは違う経験がある。
そのために、少し大人びているかな。
キリスト系の学校で、
賛美歌を歌う時に、
毎回オルガンを弾くオルガン部がある。
それにまつわる物語だが、
もちろん、音楽は一つではない。
そのこともまた、彼を少しづつ開かせていく。
例えば、ロックが、いろんな意味で、
彼を変えていく。
クールな彼がもがく姿がまた、
なんとも……良いんだ。
簡単に先になんか進めないし、
かといって、目に見える障害があるわけでもない。
それでも、時間は流れるし、
わかることが増えていく。
そんな高校生の、少し大人になる物語。