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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
笑えなかったけど,
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レビュー対象商品: 聖なる怪物 (文春文庫) (文庫)
ウェストレイクといえば、私にとっては“ドートマンダーもの”なんだけど、これは不運な泥棒のドタバタとは、まったくワケが違った。酒とドラッグに溺れ、過去の名声にすがって生きる老優ジャック・パイン。広壮な自宅のプールサイドに座り、インタヴュワーに向かってしゃべりまくる。自らの成功の道のり、退廃と乱行に彩られた半生を。 原題には“狂気の喜劇”というサブタイトルがついているらしい。文庫カヴァーの裏にも「笑ってられるのは途中まで」とか書いてあったけど、私はまったく笑えなかったぞ。最初から最後まで。おもしろかったけどな。 ジャックはしょっちゅう、話の道筋ばかりか意識まで失ってしまう。危なっかしくてまったく笑えない。そして案の定、話は危ない方へ危ない方へと進んでいく。 ちゃんと読んでいると、伏線が次々に生きてくるのがわかる。オチは「そう来たか!」と驚くけれど、実はそれもきちんと伏線が張ってあったり。 年明けから当たりをひいて(話の内容とは別に)気分のいい読書だった。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
何の話?,
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レビュー対象商品: 聖なる怪物 (文春文庫) (文庫)
Donald E. Westlakeの『Sacred Monster』(1989年)の翻訳。
ノン・シリーズの作品であり、お馴染みのキャラクターが出てくるようなことはない。 まあ、ウェストレイクの中ではあんまり優れた作品ではないと思う。これまで訳されてこなかったのも、無理はないかと。 それでも、物語の全体に大きなトリックが仕掛けられており、その「違和感」がちょっとずつ読者に示されていく展開が怖い。 主人公の口調の訳文が、ちょっと老けすぎているような気がする。全体としては読みやすいのだが。
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