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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
地味な面白さの時代小説,
By まみ蔵 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫) (文庫)
耳袋というアヤカシものをまとめた本の作者として有名な南町奉行所の奉行根岸肥前守。耳袋自体は話の中にちょこっとしか出てこないので、 ソレを期待して読む本ではない。 赤鬼奉行とあるのは、赤鬼の刺青が奉行の肩にある、という意味で、 鬼神のごとく、ばったばったと敵を討つ奉行という意味でもない。 表題のつけ方があざとい感じはするけれど、話の内容は星4つ分ぐらいの面白さはあると思う。 奉行職に付いた時点で肥前守はすでに60歳を超えているので、 鬼平の派手さも、金さんの気風のよさもないけれど、 なかなか喰えないじいさまが、面白がりながらかつ、 温かみをもって事件を解決していく作りになっている。 政治上のいざこざに巻き込まれたり、一方で下世話に事件を解決したり、 飽きさせない構成になっているとも思う。 ただ、本を開いてびっくりしたのが、字の大きさと行間の広さ。 文字が少ないってことかな?気軽に読める、ということでもあるか。。。 もう少し書き込みがあると、もっと面白くなる。。。かもしれない。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
時代小説新シリーズ,
By 読書人 "活字中毒" (埼玉県鳩ヶ谷市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫) (文庫)
本書は実在した南町奉行、根岸肥前守をモデルにした連作長編小説。ただ、連作長編にしては縦糸が細く、連作短編集にしては前後の話の繋がりが強すぎるので、読んでいて中途半端な感じがしました。あらすじは、抜け荷の疑いがある薬種問屋と根岸肥前守の失脚を画策する旗本が、第1話から第5話まで終始暗躍し、各話ごとに、しゃべる猫、古井戸の祟り、小侍の幽霊、絶倫老女、巫女の交霊とラインナップされています。内容としては耳袋を意識して、奇妙な事件を並べたようです。 江戸の町並みの描写などは乏しく、寧ろ人物に焦点を当てて描かれています。人物造詣はユニークで面白い。お奉行周辺の人物・脇役もそこそこ描けています。 結論として、もう少し深く描いたら、もっと面白い時代小説になると思いました。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
年配者が活躍する、年配者向きの時代小説。字組みも内容もリーダブル,
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レビュー対象商品: 耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫) (文庫)
時代小説がしみじみと楽しい年になってしまった。時代小説の読者の多くは年配者であろうから、字組みが大きいのはたいへん親切である。まとこに読みやすい。 本書の主人公は、まさに年配者そのもの。世の中の裏表に通じた町奉行の老練な推理が、実に楽しい。作者の練達の職人芸ともいうべき、娯楽作品であり、内容的にも実に読みやすい。 老眼が出てきたとお感じのあなたに、ぜひお勧めしたい。
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