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5つ星のうち 4.0
難聴には気付かせてくれるが、予防やトレーニングについては内容少ないのが残念。,
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レビュー対象商品: 耳トレ!-こちら難聴・耳鳴り外来です。 (単行本(ソフトカバー))
私もTVの音を大きくして視ているので、軽度難聴かもしれないが、補聴器を使うほどではないにせよ、イヤフォン難聴や予備軍と言える人で、気付いていない人は多いだろう。特にウォークマンが発売したての頃よく聴いていた世代は、40−50代となり、動脈硬化との2重リスクを抱えている。 ヘレン=ケラーは、「もし一つ取り戻せるとすれば、視覚・口話・聴力のどれを選ぶか?」の問いに、迷わず「聴力!」と答え、「聴力はかけがえのない刺激、言語をもたらし、思想のきっかけとなり、人間同士の知的な付き合いを可能にする、“声”が伝わる。」と続けたそうだ。 24時間閉じることのない聴力の不調を放置すれば、コミュニケーション障がい・鬱病・認知症にまで発展する。 「“対話”のできない日本人」と日頃から私は揶揄しているが、そうであっても聴力が失われてもよいものではない。 日頃気をつけてそれが防げるのであれば、予防するに越したことはないのだ。 聞こえるキモは、内耳・蝸牛管内の膜迷路で塞がれた内リンパ液にあるコルチ器には、聴覚を受容する有毛細胞があり、それによって音の聞き分けなどが調整されているが、不快でウルサイ音を聞き続けたり、食べ過ぎ・運動不足で血の巡りが悪い状態が続けば、働きが悪くなったり、死んでしまう。 女子高生の高い声や、4000ヘルツ=85デシベル位の蝉の声や、電車の中の音等が聞こえにくくなってくれば、難聴間違いなし! すぐ聴力検査に行かれることをお勧めします。 耳鳴りと診断されても血行を良くすることで改善する例も多くありますし、内耳から神経及び大脳皮質に至る聴覚路における過剰な興奮等を抑制し、耳鳴に伴う心理的苦痛、生活障害を改善することが期待されるネラメキサンという新薬が、米では二重盲検でも、「中等度から重度の主観的な耳鳴りにおいて、有効性と安全性が評価」されてもおり、日本でも治験に入ろうとしていますが、悪名高き“ドラッグラグ”によって海外より導入が遅れることは必至ですし、聴覚器でなく脳に問題がある場合もあるので、注意が必要です。 いよいよ難聴となれば補聴器の利用となりますが、日本より高い周波数の言語を使う欧米圏と比べ、日本は価格が最も高く、福祉医療制度で片耳しか助成されないこともあって、両耳でなく片耳使用が常識となっている点でも遅れています。 片耳使用だと、もう一方の耳が使われないせいで聞き取り能力が低下し、いずれは聞こえなくなりますので、両耳使用を原則と心得ましょう。 最後に予防ですが、耳栓・ノイズキャンセリングのヘッドフォンを用い、コンサートのような大音量の場所でもノイズキャンセリング耳栓を使用して、空間や床からの振動で音とリズムを楽しみ、その後最低1週間は、酒・タバコ・カラオケやコンサートなど大音量のシチュエーションを控えて、有毛細胞が復活するように休ませましょう。 本書は、章毎にまとめやワンポイントアドバイスが付いており、難聴を認知する助けになるでしょう。
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