今までテレビで放送されたもの、ビデオに録画したものを小さいころから何度も見てきました。
今回ブルーレイで改めて見てみて最初に感じたのは、なんとなく全体的に白っぽいな、ということでした。
キャラクターの肌の色を見た時にまずそれを強く感じました。
見続けていくうちに、全体的に色が淡くて薄い感じだなぁと感じてきました。
悪く言えばメリハリがなく単調な感じもしますが、「耳をすませば」は中学生の青春ラブストーリーであり、この淡い色調が物語に合っているなぁとも思えてきます。
「ラピュタ」のような冒険活劇のファンタジーは全体的に濃いコントラストでもいいと思いますが、
日本の都会に暮らす主人公たちの日常を描く上では、この色合いでもいいと思います。
非常に落ち着いていて見ていてストレスを感じません。
また、東京の街並みをリアルに再現している本作ですが、多くの書き込み(たとえば街中の看板の文字や電話番号、雫の部屋の本棚や壁紙など)も
ブルーレイでは細かいところまで確認できます。
ジブリ作品はブルーレイ化される度にその色合いについてよく議論されますが、
劇場公開、ビデオ、DVD、テレビ放送、そして今回のブルーレイ化と、そのうちのどれが絶対的に正しいかを決めるのは難しいと思います。
今回のブルーレイ化では、「ナウシカ」のように色合いがコロコロ変わることもなく、きちんとしたコンセプトを立てたうえで調整を行い、ブルーレイ化されていると感じました。
これからも残りのジブリ作品がブルーレイ化されていくと思いますが、その作品に見合った色合い、コンセプトを重視し、消費者が満足できる商品を作っていってくれることを強く望みます。
作品が「ラピュタ」よりも比較的新しいこともあり、「ラピュタ」では見られた細かいノイズや傷がほとんどなく、フィルムグレインもあまりない、
すっきりとした映像でストーリーを楽しむことが出来ました。キャラクターの輪郭もシャープでした。