食糧問題を眼前として、畜獣の存在が、「穀物を大量に消費する、非効率な食糧供給経路」と、危ぶまれている面もある。
実際、私も、最近まで、どちらかというとそう考えていた。
放牧の風景は牧歌的であっても、人口の増えすぎた今、自然との調和という点ではいろいろ難があるのではないか…、と。
しかし、
牛に関していろいろ情報を得て、どうも、適正規模で、適当に飼えば、むしろ、環境には非常にプラスであるらしいことがわかってきた。
それはなぜか?
牛はもともと草を食べる。輸入した穀物ばかりを食べさせようとする必要はない。
草を食べ、フンをして、大地に戻す循環が、自然のサイクルにあっているのだ。
この冊子は、そのようなことが、わかりやすく書かれていて、放牧への理解を普及するためには、とても良いと思う。
山口県特有という、牛を貸し出す制度など、学ぶべき取り組みも紹介されている。
ページ数も少なく、漫画と、巻末の説明文(程よくふり仮名のついた、わりと字の大きい字)で、読みやすい。