良くも悪くも確かにそうだよね、と思わせる本。
人に何かを伝えるとき、要点をまとめることで伝わりやすくなる。そのときの要点の数は常識的に考えても2〜4くらいといったところだろう。なので、今迄に聞いたことのないような新しい発想はなかった。
が、新しい発見はなくとも、3つに分類する癖をつけることは、話の本質をつかむため、わかりやすく伝えるため、考えをまとめるために非常に大事である。
個人的には2つや4つでまとめても全く問題ないと思う(著者は2つでは優先順位が表れにくい、リズムが3つのほうがよいと述べている。「Yes we can.」や「うまい、やすい、はやい」のようなキャッチフレーズならともかく、ものごとを人に伝えるという意味では、必ずしも3つにこだわらなくてもいいと考える)が、やはり5つ以上だと聞いている側が覚えられないし、少なくとも記憶に残りにくい。
そのために、本を読み終えたときに本質を3つでまとめる訓練や、映画を見たときに、他人にこの映画について3つの要点で伝えるなら何を伝えるか、などを考える訓練を日ごろしていくことが必要だと感じた。その際に、本で触れられている3つの枝に分けていくロジックツリーを使ってもよいだろう。ロジックツリーを常に3つの枝にしていくのも見た目がわかりやすく、伝わりやすいだろう。(WHYツリー、HOWツリー、WHATツリーが紹介されているが、個人的にはBECAUSEツリーもよく使うが)
いずれにしても、気軽に読めるということもあり、そこまで深く読む本ではなく、流し読みなどしておけばよいだろう。