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考える脳 考えるコンピューター
 
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考える脳 考えるコンピューター [単行本]

ジェフ・ホーキンス , サンドラ・ブレイクスリー , 伊藤 文英
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

商品の説明

考える脳考えるコンピューター
「脳の働きを明らかにしたい。そして、その働きを人工の装置の上で実現したい」――。本書は、米Palm Computing社の創業者として、数々のPDA(携帯情報端末)や携帯電話を世に送り出してきたJeff Hawkins氏が、いわく「第2の情熱」として長く資金や時間を費やしてきた人工知能の研究について綴ったものである。

「科学にせよ技術にせよ、最も強力なものはおしなべて単純だ」という信念を持ち、ヒット商品となったPDAの設計時にも引き算の思想を強く打ち出してきたHawkins氏だけあって、その論理展開は単純明快。しかし内容は、従来の人工知能や、ニューロンネットワークの理論を真っ向から否定する斬新なもの。しかも説得力に満ちている。

Hawkins氏は、「従来の研究者は知能の本質を明らかにしないまま、コンピューターが人間のように振る舞うプログラムを書いてきた」と、脳の働きのメカニズムを理解しないままに、その働きの一部だけを模倣する無意味さに言及。大脳新皮質における、記憶や予測の機能が知能の本質であるとした上で、「真の人工知能」搭載装置の開発について、企業家らしい現実味を帯びた視点で議論を展開していく。既存の学問の枠組みに縛られない研究アプローチに、痛快な読後感を得られる一冊だ。


(日経バイオビジネス 2005/07/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社 / 著者からの内容紹介

「脳が備えていてコンピューターが持たない知能とはなんだろうか?6歳の子供は河床の岩から岩へと優雅に飛び移っていくのに、なぜ最新型のロボットはゾンビのようにぎくしゃくとしか動けないのか?わずか3歳の子供が順調に言葉を覚えていくのに、半世紀にわたる研究者の奮闘にもかかわらず、なぜコンピューターにはそれが不可能なのか?人間は一秒とかからずイヌとネコを見わけられるのに、なぜスーパーコンピューターにはまったく区別できないのか?」――パームコンピューティング社とハンドスプリング社を設立し、数々のPDAを世に送り出してきたジェフ・ホーキンス。IT業界で大成功を収めるかたわらで、彼が追い続けてきたもう一つの情熱は「脳の働きをあきらかにしたい。そして、その働きを人工の装置の上で実現したい。つまり、人間のように考える機能を持った、真の知能を備えた機械をつくりたい」という思いだった。哲学の観点からではなく、ただの一般論でもなく、実用的で詳細な工学の立場から知能の本質をさぐり、脳の働きを明らかにしたいという彼の情熱が今、大脳新皮質の「記憶」と「予測」の機能から、“真の知能”の姿を描きだす。長年の研究成果を踏まえ満を持して語る、脳科学、コンピューター科学を揺るがす新たなビジョン!

彼は「知能を持つ機械」の新たな設計図を示した。今後の発展が本当に楽しみだ。――甘利俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター長)

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: ランダムハウス講談社 (2005/3/24)
  • ISBN-10: 4270000600
  • ISBN-13: 978-4270000601
  • 発売日: 2005/3/24
  • 商品の寸法: 19.5 x 13.5 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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37 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
●「予測をたてる能力こそが、知能の本質」●

著者は従来の人工知能・ニューラルネットワーク研究を批判しつつ、ズバリ言い切っています。

この本のキーワードは「予測」です。

確かに人間は常に「予測」して行動しています。しかし、著者がいう「予測」はわれわれが思い浮かべるような行動レベルや能力レベルのことではありません。著書が本書で展開しているのは、見る・聞く・触れるといった認識レベルにおける「予測」なのです。

「人間の脳は蓄積した記憶を使って、見たり、聞いたり、触れたりするものすべてを、絶えず予測しているのだ」
「人間の認識は、感覚と、脳の記憶から引き出された予測が組み合わさったものなのだ」

著書はその理論の核心である「記憶による予測の枠組み」を用いて、人間の持つすぐれた認識力の謎を解き明かしていきます。特に脳の中の「新皮質」に焦点を当て、「階層構造」と「逆向きに流れる情報」といった要素を用いながら、わかりやすく仕組みを説明しています。

その仕組みから、無意識に行ってきた見る・聞く・触れるについて、深く考えさせられるほか、創造性開発のヒントも得ることができます。

しかし、著者も少し触れていますが、脳が自然に行っている「記憶による予測」は、言ってみれば「固定観念の判断」とほぼ同じことです。脳の固定観念・思い込みのワナにはまらないためにも、意識的に懐疑的態度を取り、無邪気な好奇心を持つことの重要性も痛感させられます。

主著者はPalmの生みの親、ジェフ・ホーキンス。そこに『脳の中の幽霊』(角川書店)の著者でもある科学ライター、サンドラ・ブレイクスリーが加わり、とても読みやすい本に仕上がっています。

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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
自分自身言語障害をもち、自分の音声・言葉が聞き手にどのように聞こえているのかということに関心をもち、自ら多くの実験も行い学会報告も行って来た。その過程で、言語学・音声学・音声情報処理・音声知覚・大脳生理学・ニューラルネットワーク(コネクショニズム)・脳の計算科学・認知心理学・認知科学などの著書を読み漁った。しかしこの本ほど脳(認識・知覚・思考)の本質をズバリ説明しているものはなかった。込み入った数式を用いることもなく、日常の経験を事例にして、分かりやすく説明してくれる。しかし全くの素人向けの啓蒙書ではない。著者は学者ではないが、物事の本質を洞察する優れた能力の持ち主である。既存の脳科学の知見を乗り越えて、新しい考え方を提供している。読み終えて感動を覚えた。認識・知覚・思考などに関心をもつ人、それらを神経計算科学の面から研究している人、大脳生理学面から研究している人、工学的に知覚を扱っている人には是非読んでほしい。大脳生理学・ニューラルネットワーク(コネクショニズム)・脳の計算科学・認知科学・情報処理などの予備知識をある程度持っていないと理解しにくいだろう。その分野の学生・大学院生には一読を薦めたい。脳の本質をよく理解できるに違いない。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
(1)約20年前から、人工知能、エキスパートシステム、ニューラルネットワーク、など、次々と知能を持つコンピュータの話題が続いたが、現在まで一定の成果は上がったようでもそれ以上の実用が進まない状況を見てきた疑問が、この本で、氷解したように思う。(2)自然界では、「プログラム」というような複雑な要素は使われていないだろうという洞察力をベースに、脳の生物学的・解剖学成果から構造を類推し、脳の機能を、単純なアルゴリズム(解法)の組み合わせの構成で説明した。(3)脳の機能を、感覚・運動・認識という動物的機能から、意識・知能・心・創造性という人間独特の機能まで、「記憶と予測」という2つの基本特性と、補助として「時間的シーケンス」を取り入れながら、推論・説明し、最後は、「知能を持つ機械」の実現性まで論及している。(4)この本は、科学、中でも、人工知能を目指す若者への導入書にしたいという著者の想いがあるということで、専門語をほとんど使用しないでまとめているので、素人にも、読みやすい。ただ、何せ、複雑で、分かっていない部分が多い「脳」を説明しているので、難解な部分もあり、あいまいなところがあるのも仕方ないと思う。とにかく、眼から鱗の書である。
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投稿日: 2008/6/2 投稿者: nkqqqq
「研究をしたいから Palm でお金をつくった」ってすごい
Palm の開発者であるジェフ・ホーキンスによる脳のモデル関する本だ。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/23 投稿者: shibchin
かなりガッカリ。
途中で読むのをやめてしまいました。
だから途中までの感想です。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/27 投稿者: しょん
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投稿日: 2007/6/20 投稿者: オーロラボーイ
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投稿日: 2005/12/14 投稿者: ただただし
著者の仮説の行く末に大いに注目したい!
 読み終わってもわくわくした感じがなかなか抜けない。科学解説としても啓蒙本としても優れた、そして楽しめる本だ。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/27 投稿者: まる・ち
新しい人工知能研究
今までの人工知能研究は,なんとなく「脳」に対してお茶を濁した様な感じがしていたが,この本はそんなモヤモヤに答えてくれる本だ。ニューラルネットワーク,エキスパートシ... 続きを読む
投稿日: 2005/11/23 投稿者: orca9951
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