著者の佐藤さんを私は、恥ずかしながら知りませんでした。書店で「考えの整理」というメッセージに引かれて購入しました。佐藤さんが日常世界で目にしている事象を冷静に、切れ味鋭く、ロジカルに、平易な文章できっちり表現されている事に驚きました。私が一番共感をしたのは、冒頭にあった日本で蔓延している個人の表現メディアの隆盛に対して「個の偏重」をしすぎではないかという警鐘のでした。経済活動同様に、自分の発信、表現した事は積極的に行う一方で誰かの為に目立たないが真心の籠った具体的な行動をするヒトが多いのではないかということに対する危機感と理解した。友というのは、彼,彼女が困難な状況に陥った時に真っ先に駆けつけていたという相手のことだと私も思う。バーチャルな友をリアルアな友として認識することが大事なのではないか。