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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
森博嗣の翻訳じゃなくても読むべき,
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レビュー対象商品: 考えなしの行動? (単行本(ソフトカバー))
森博嗣が翻訳するということで、どんな本だろうと思ったら、デザインの本だった。デザインにはあまり興味がなかったけど、日常の何気ない一こまを写した写真が、こんなに示唆に富むものだとは。
日ごろ、いかにものを見ていないか、そして考えていないか、よくわかる。 森博嗣のまえがき(訳者のまえがきというのも面白いが)は、着眼と発想の大事さを教えてくれる。 デザインだけでなく、アイデアを生むのは、まさにそれが重要なんだ。 著者のあとがきも実例を交えて、その重要性を強調している。人間の無意識的な行動って新しいアイデアの宝庫なんだ。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
デザインを生み出す前の卵です。,
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レビュー対象商品: 考えなしの行動? (単行本(ソフトカバー))
私たちは身近な道具を用いて、本来の目的とはかけ離れた行動をとることがあります。
コップを輪ゴム入れとして使ったり、梁(はり)を懸垂(けんすい)に使ったり。 そこには、十分に目的を果たせていないデザイン/システムが存在しているのです。 たとえば、 ・何気なく柱の脇に置き捨てられた飲みかけのジュース ・支柱にもたれて立つ人々 ・友人の背中を机にして字を書く人 からさえ、その状況の、その環境が好ましくないこと (あるいは理想的なこと)が示唆されます。 そうした例を写真入りで紹介したのが本書です。 実際のページの中には、大きな写真と、その写真に付随するヒント、ないしは気づかせ程度のコメントしか載っていません。理解するのに、少し頭を使う必要があるのです。 これが単なる不親切と見えるか、それとも考えるための好機と見るか、それは人それぞれですが――。考えようによっては、ここにもデザインが活きていると考えるべきでしょう。 これらの観察から、下記の四点がわかります。 1. 日常の中に存在する完成形のヒント 2. 安価で適切な手法 3. 人々が何を求めるか 4. 未だ改善されていない箇所 これは細かな人間心理を観察する事に他なりません。必然でない心の機微の中に、製品の、空間の、改善すべき箇所がまぎれているのです。 たまにページを眺めて、考えて。 そういう読書を望む人には、非常に良い本だと思います。 ―――――――― 著者は人間工学の方でしょうか、ちょっとはっきり判りません。ヒューマン・ファクタの草分け的専門家だと言う事です。 訳者は、建築系の元学者(今は、間もなく引退する予定のミステリィ作家)。 冒頭に、訳者の「デザイン」に関する”着眼”、”発想”、”計算”の三点に関する説明があり、これを読めばこの本の何が読むべき場所かが理解できる筈です。 巻末には、著者の「考えなしの行動 (thoughtless acts)」に関するアプローチと問題解決へ至る経緯が述べられています。 著者の知人の語る言葉、「"名詞ではなく動詞”をデザインする」。 そういうコンセプトが近いんだろうな。 本としては、結構ユニークな部類だと思います。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
世の中のふとした光景に対する見方が変わった,
By マ (東京の海側) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 考えなしの行動? (単行本(ソフトカバー))
日常のふとした光景を写した写真にコメントがついたものが
たくさん載っている写真集のようなもの。 問いかけだけで答えは載っていない。 これだけのイメージの量を見てみると、自分で身の回りで 見たものについて、この本に載っているような問いかけを 思いつくようになってきた。 発想が豊かになったとはまだまだ思わないけど、 考える行為を始めるきっかけになったと思う。 何か具体的な答えを出すことよりも、 考えるという行為の方がメインだけれども。
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