出版社/著者からの内容紹介
老後の日々を福祉施設・老人ホームで送ることになった時、自分の犬や猫を連れていけたら、あるいはホームで飼われている動物たちがいつも一緒にいてくれたら…
1980年代にスイス・バーゼル近郊の老人介護ホームが施設での動物飼養を推奨したことは、当時、一大センセーションを巻き起こした。それ以後、スイスとドイツを先駆けとして、老人ホーム・老人福祉施設での動物の受け容れ、動物を用いたセラピーの試みはたゆみなく重ねられてきた。
動物が施設に入ることによる衛生上の問題は? 介護職員にかかる負担は? 動物と暮らすことを歓迎しない他の入居者への配慮は? 施設での動物飼養に対するさまざまな危惧に対して、本書は、動物飼養がもたらすすばらしい効果と同時に問題点をも、多くの実例にもとづいて、動物行動学・獣医学・公衆衛生学・精神医学・心理学、法学など多様な立場から細心の注意を払って検討している。
動物の力を借りての老人福祉という考え方が根づきはじめたばかりのわが国にとって、動物がその種本来の素質や欲求を尊重されることが、法整備としても社会通念としてもすでに確立しているヨーロッパに学ぶことは多い。人と動物双方の福祉を実現するための最良のガイドブック。
内容(「BOOK」データベースより)
動物の選択・購入・飼養のガイド、人獣共通感染症の正しい知識、動物飼養と関わる法領域について―人と“コンパニオン・アニマル”の絆を築くための入門書。