著者のエコノミストとしての経歴や本のタイトルから本書の内容を判断すると痛い目にあう。本書は老後の資産管理の本ではない。
まず、本書では投資信託の批判をする。老後の危機をあおるだけあおって高リスクの商品を買わせている、というわけでそれはもっとも。ただし、以後本書は精神論になっていく。仮にもエコノミストが「お金がなくなればそれはその時なるようになる」と普通書くだろうか?そして、本書では老後の起業を勧める。素人の起業こそ、著者が忌み嫌う豪ドルだて投資信託より遥かにリスクがあるのでは?著者の一人よがりの主張に、私はただただあきれはて、なんかしらスピリチュアル本を読んだような脱力感に襲われるのであった…。