世の中に対する認識はまるで自然科学(天文学、地質学、生物学、物理学など)のようです。
また、人間に対する認識もまるで最近の脳科学・神経科学のようです。
これほど古い時代の哲学が、最近の自然科学と親和性を持っていること自体が驚きです。
ですので、古典にありがちな時代背景の特殊性を超えて、違和感なく読むことができました。
ただ、本書中の「荘子」の解釈が、同シリーズの「荘子」の解釈とかなり異なっていますので、
その分☆一つ減らしました。
物事を考える際のノイズを無くすためには「老子」が、発想を飛躍させるためには「荘子」が役に立つと思います。