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老兵は死なず―野中広務全回顧録 (文春文庫)
 
 

老兵は死なず―野中広務全回顧録 (文春文庫) (文庫)

野中 広務 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

橋本、小渕、森、そして小泉政権誕生まで、「影の総理」と言われ政局の表裏すべてを見続けた著者が、自ら見聞きし決断したすべてを明かす。文庫版には、戦後保守政治の良識を破壊しつくした小泉首相の政治手法への痛烈な批判を加筆。自らの五十二年間の政治生活の総決算であり、日本の将来への痛切な祈りの書である。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

野中 広務
1925年京都園部に生まれる。51年に園部町議に当選。以後、園部町長、京都府議、副知事を歴任し、83年衆議院議員に初当選。98年、小渕政権の官房長官、2000年森政権誕生とともに自民党幹事長に就任(同年12月辞任)。03年、議員を引退するが、その後も政界に強い影響力を持ち、小泉首相の政治手法に対峙し続けている。また、社会福祉法人京都太陽の園の理事長として福祉事業に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 419ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/12)
  • ISBN-10: 416760003X
  • ISBN-13: 978-4167600037
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 敵は小沢一郎から小泉純一郎に!, 2006/2/1
By ビン・ラーディン (大阪市内) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 前著『私は闘う』(文春文庫)の続編。時代の流れに沿って書かれているので、やはり前著から読んだ方がイイ。
 前著からの仇敵の「悪魔」小沢一郎に加え、本書では加藤の乱における「御乱心」加藤紘一、第一次小泉内閣で外相に就いた「お嬢」田中真紀子、総裁選で寝返った「二枚舌」青木幹雄らが本書では敵役。そして最後・最大の批判対象が現総理小泉純一郎である。登場人物が皆キャラ立ちしていて面白い!
 ただ終盤近くの第16章「政治家の条件」で御自身の経歴について述べておられるが、何故か出自については奥歯にモノの挟まったような記述。同章では同和問題についての言及もあるのだから、自らの出自についてあえて触れないのは非常に違和感がある。TIME誌の英文記事では大鉄局勤務時に受けた差別的誹謗もハッキリ書いてあったのに本書では何故かぼやかした表現。この期に及んでなぜ隠す必要があるのか?野中氏にとって出自はもうプラスになりこそすれマイナスになることは無いと思う故に実に残念である。
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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 基本的には自己弁護の書, 2008/11/3
野中広務の政治信条、「弱者にやさしい政治」「戦争を二度と起こさない」等の主張は、
自分の考えとは全く相いれないため、選挙でこの人に投票することは仮の話であっても
ないとは思うが、野中氏の主張のぶれなさについては評価に値すると思います。

特に青木幹雄や森喜朗のような「政治屋」が跋扈する昨今において、仮に非主流派になって
も自分の生き方を貫く姿は、その主張の中身はともかくとして尊敬に値します。

ただ、若干辟易とするのが、「自己正当化」とでも言えばいいのか、この人が過去を振り
帰ると、全てが正しく、反省点など何もないかのような書き方をする点です。

五人組による森首相選定のプロセスは民主主義を完全に冒涜していると思えるのに、「政治
的空白を避けるためにはあれしかなかった」と強弁する。そのあとで小泉のやり方は民主主
義から外れている!と主張されても、ついていけません。
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7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日本が変わっていく大きなうねりのなかで、老兵が守ろうとしたもの, 2005/12/29
By 丁三 (千葉県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
2年前の2003年9月、突然政界を引退した野中広務氏の回想録である。1996年の橋本政権から2003年9月の引退まで、政権の舞台裏を描いている。小渕首相の死、加藤の乱、田中眞紀子と鈴木宗男のバトル、北朝鮮のテポドンなど、まだまだ記憶に新しい騒動のウラ側を垣間見ることができ、大変興味深い。

野中氏といえば、在職中は抵抗勢力のボスで悪玉のイメージが強かったが、その思想、判断、道理にはうなずけることも多く、世の中は小泉=善玉、古い爺さん連中=悪玉、とそんなに単純ではないことがよくわかる。

小泉改革が正しかったどうかは過ぎ去ってみないとわからないが、少なくとも、野中氏は旧来の秩序を守ることが正しいと信じている。小泉政権はそれを破壊し変えていこうとしている。ビジネスの世界ではネット社会の到来が大きく産業構造を変えようとしているが、政治の世界もまた大変な変革期にあるのだ、ということが実感できる一冊であった。

なお、本書は2003年12月に出た単行本の文庫化であるが、その後の郵政解散や後藤田正晴氏の死去についてのコメントも加筆されている。
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