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老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))
 
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老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809)) [文庫]

小川 一水
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ―通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、ホット・ジュピターに暮らす特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小川 一水
1975年岐阜県生まれ。1993年、中篇「リトルスター」が集英社ジャンプノベル小説・ノンフィクション大賞佳作に入賞してデビュー。1996年、同賞大賞受賞作『まずは一報ポプラパレスより』で単行本デビュー(河出智紀名義)。以後、『群青神殿』『導きの星』『ハイウイング・ストロール』など、丹念な取材に裏付けられた斬新なテーマのジュヴナイルSFで好評を博す。2003年発表の月面開発SF『第六大陸』(ハヤカワ文庫JA)では「ベストSF2003」国内篇第2位を獲得、第35回星雲賞日本長編部門を受賞した。宇宙作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 379ページ
  • 出版社: 早川書房 (2005/8/9)
  • ISBN-10: 4150308098
  • ISBN-13: 978-4150308094
  • 発売日: 2005/8/9
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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By quilin
形式:文庫
過酷な環境の惑星に発生した特異な知性生態系と人類のファーストコンタクトを描く表題作をはじめ、魅力的な中編4つを収載。

他の三作はいづれも、極限的な環境における人間の反応・適応を通して、ヒトが社会を作るのか、社会がヒトを作るのかを問う。中編集という形式ではあるが、ある意味でオムニバスもしくは同じテーマの変奏曲集といった趣きである。舞台はそれぞれに、食べ物も水も限られ他人を信じられない闇の世界(「ギャルナフカの迷宮」)であったり、生存を脅かすものは何も無い代わりに刺激は一切無く全くの孤独(「漂った男」)、あるいは望むものが全て具現化される仮想空間(「幸せになる箱船」)と様々であり、その結末も三様である。私はどちらかと云うとややユーモアのセンスさえ感じさせる「漂った男」が一番おもしろかった。

80〜90年代の日本SF界の主流であった神林長平や栗本薫、大原まり子などの作家たちは、それこそ卓越したアイデアや世界を見せてくれたが、正直やや難解な作風が多く読破し消化するのに随分とエネルギーを要す傾向があった(高校時代ならばともかく、今となっては読み進める自信はない。とほほ)。読後に妙な「ザワザワ感」が遺り、時に不快だったりもした。それらと比べ小川一水は読み易い。アイデアが安易だったり、「センス・オブ・ワンダー」が先の作家に劣るというわけではない。あえて簡潔に述べるなら、「オチ」に説得力があるというところか。

今回私は初めて著者の作品に触れたが、もう1つ2つ手に取ってみたいと思う。
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27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ツボでした 2006/1/2
形式:文庫
 本作の中の一遍「漂った男」が自分のツボにハマりました。

 これは宇宙船の事故で海しかない惑星で漂流することになった男のお話

そこは何もしなくても生存は保障されているが、孤独で刺激もないまっ平らな世界。

そんな中で救援が来るかもしれないというほんのわずかな希望があるばかりに、男は生きようとします。しかし本当に一人になったとき、虚無に負けそうになります。

いったい生きていくには何が必要なのか、男は虚無とどう戦うのか、一応そのへんのことが書かれています。 

 無茶苦茶で大袈裟なレビューですが、たいてい一人で変化のない毎日を過ごしている自分には印象に残るお話でした。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
作者の小説を初めて読みましたが、和製SFでありながら、久しぶりに洋物に負けないセンス・オブ・ワンダーを感じさせてくれる作品でした。この水準であれば、英語に翻訳すれば欧米でも相当な評価を得られると思います。翻訳者の力量にもよりますが。

どの話も非常に完成度が高く、テッド・チャンやグレッグ・イーガンの短編集と比べてもひけを取らない内容だと感じました。特に迷宮の話と漂流の話は、小説を読んで久しぶりに深い感動を味わえました。

また、本書はSF的アイデアが優れているだけでなく、リーダビリティも抜群です。収録話数が少ないのが寂しいですが、SF好きな方でしたら必読です。
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最近のカスタマーレビュー
新鮮な驚き
ほとんどSFというジャンルを読んだこともなく、著者の小川一水氏の名前もしらず、人にすすめられて読んだ。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 重元寛人
表紙のイメージが中身にあってます
小川一水っていっぱいでてるけどどんなのかな、と思って読んだのがこれでした。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: しろぼん
短編集、だけど読みごたえはものすごい。
SFが好きなら読めばわかります。これはいい物語だと。
SF でありつつも人間味にあふれるキャラクターに... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: Bleu
やられた〜(>_<)降参です
最初に表題作を読んで、甘ったるいファンタジーのように感じて「こんなもんか...」と捨て置いておきました。(ワタクシがそのとき求めていたものとずれていただけなのでし... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: はにまる
SF小説であっても
秀逸な作品。
他のSFと一線を画しているのは、一番のおもしろみが人間の感情にあるというところ。... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: 車窓に映った街明かり
日本人の限界だろうか
... 続きを読む
投稿日: 2008/9/25 投稿者: ホレイシア
ひとつのカラクリをベースにしたハード的SF短編集
各短(中)編は、それぞれのカラクリや設定をベースにして、突き詰めたらこんなストーリーができた、って感じの小説です。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/6 投稿者: 黄金比
渋いけれど、老練ではない
渋いですね。ずしりと持ち重りのする短編が揃っています。
でも、老練という感じはまだまだ。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/21 投稿者: nowhere
圧倒的な説得力。
日本における新時代のSF作家の中でも、この人の名前は一際目立っている。SF好きなら眼にした事があるかもしれない。ただ、著者は特に長編で有名である。短編ではどうなの... 続きを読む
投稿日: 2007/10/13 投稿者: 洋平
粒揃い
監獄として使われる迷宮の中ではぐくまれる社会、地球とかけ離れた環境に生きる種族の生態、バーチャルリアリティとファーストコンタクト、異世界での漂流記といったようにバ... 続きを読む
投稿日: 2005/12/8 投稿者: hoge2
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