編者はこの分野の心理臨床で有名な方達ですが、本文は精神科医、裁判長、声楽家、小学生、主婦からマサイの長老まで(実際に読むともっと多彩です)のいろいろな方がボランティアで寄せられたエッセイ集です。印税はすべて震災や水害にあった地域の高齢者施設などに寄付されます。なるほど、こういう貢献の仕方もあるのかと思って買うのもよいかと思います。
書いた人が多彩なので文章も様々ですが、「年を重ねただけで人は老いない、理想を失うときに初めて老いが来る」など、どう老いるかという問題を考えるよい材料になる言葉やエピソードが数多く紹介されています。戦争に関する記述は、今をよく生きるヒントになるかも知れません。個人的にはもう少しと感じるものもあったので星4つです。
どこからでも読み始められる気軽さも、この本の良さの一つです。