世界一周に挑んだ女性パイロットと、初めて世界一周をした純国産飛行機「ニッポン」号に関わる人々との、史実と虚構を交えた物語。
一緒に飛んだ。面白かった。
久しぶりにやられた。
寝るのも忘れ読みふけった、あの胸熱くする時間を再び味わいたい冒険小説ファンには特にお薦め。おそらく期待は裏切られないはず。内容紹介に”大冒険ラブストーリー”と書いてあるが、ラブストーリーを期待すると拍子抜けするかと。恋愛が無いわけではないが…。1930年代の設定だが、あの時代特有の重苦しさはあまり感じられず長編ながらあっさりと読めてしまう。おそらく登場人物や、飛行機などについて丁寧に書かれあるからではないかと。このあたりの著者の姿勢に大変好感がもてた。飛行ルートにおいて端折られている部分あるのが残念だったが、これは字数の都合上しょうがないといったところか。ところどころニクイ演出がありグッとくるものがあるはず。
ぜひ手にとって、一緒に飛んでみて欲しい。
*内容紹介ですが、”勇気と友情の物語”と最初の文面から変更されたようです。当初は”大冒険ラブストーリー”となっていましたので、上記レビューにはそのようになっております。