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翼の帰る処 3 ―歌われぬ約束― (下) (幻狼ファンタジアノベルス)
 
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翼の帰る処 3 ―歌われぬ約束― (下) (幻狼ファンタジアノベルス) [新書]

妹尾 ゆふ子 , ことき
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

北方蛮族との交渉を終え、北嶺に戻ってきたヤエトだったが…。「翼」シリーズ第三弾!!

内容(「BOOK」データベースより)

皇帝の策略によって罠に陥ったヤエトは、ルス公当主ライモンドと対面し、逃亡した商人を引き渡すよう要請する。要求は受け入れられたものの、無理がたたって倒れてしまうヤエト。からくも北嶺に戻るが、皇帝の策略を阻止するため、ヤエトは無理を押して再び北方へ向かうことを決意する。それを決断させた裏には、“過去視”の力で出会った謎の少女・ルシルの願いを聞き入れたいという思いがあり―。皇帝の策略により、八方ふさがりな状況に追い込まれ窮地に陥ったヤエトがとった行動とは…。

登録情報

  • 新書: 275ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/8/30)
  • ISBN-10: 4344820762
  • ISBN-13: 978-4344820760
  • 発売日: 2011/8/30
  • 商品の寸法: 18 x 11.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 22,753位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By G.R.
真っ先にキャラ造形への「萌え」を窺わせるようなレビュータイトルでアレなのですが、まさしくこうとしか言えないヤエトさん(37歳男性・独身)が
命を削って東奔西走する「翼の帰る処」、待望の最新刊です。

待ちに待った最新刊と言うことで、改めて6巻通して読むと主人公たるヤエトの造形の素晴らしさをまず挙げたくなります。
シニカルなのに熱血漢、変人なのに常識人、職業柄紡がれた歴史の重みを理解し傅きながら盲信は決してしない。
部下に対する押しつけがましくないバランス感覚を保った差配、「責任は私が取ります」と格好付けることもなくぽろりと零せる真摯さ。
「今やらなければならない」と身体を張って倒れるまで仕事をこなすが、それもこれも「穏やかに余生を過ごすため」と本気で言って憚らず、
「信頼なんて重たいだけ」と嘯き、実際に照れ隠しもなく嫌がっているけれど、寄せられた信頼には眉をしかめながら応える生真面目な官僚。
これだけ見ればまるで聖人君子だけど、蹴落とそうとする敵に対して見せる眼差しは政治家らしく冷徹。

慇懃である種のエゴイストでありながら、誰もが信頼を寄せずにはいられない。多面的で不思議な魅力を纏った中年男が、妹尾さんの手で実に鮮やかに描き出されています。
たいそう嫌味で非現実的なキャラにも思えますが、6巻通しで読めばこの希代の「変人」の魅力に取り憑かれてしまうかもしれません。
もしこんな上司いたら全力で尽くしてしまいそう。ヤエトと言う男の生き様を追えるだけでも、このシリーズに出会えてよかったと思えるくらいです。

もちろんキャラ造形にとどまらず、ストーリーの歯応えもスルメ感たっぷりです。
ヤエトに限らず描き込まれた登場人物たちのやりとりからいつの間にか物語が進行しているため、さらりと一読しただけではなかなか骨格を掴みづらいのですが…
「歴史を紡ぐのも、神話を伝えるのも人間なのだ」と言うテーゼを主眼に据え、会話とヤエトの思惟を前面に押し出した文を何度か読んでいくうちに
語られる歴史から醸し出される、しっかりとした「人間の熱」を感じ取れるはず。超常の力、「恩寵」と言うギミックにいたずらに頼らず
歴史と神話の交点(主に神話寄りではありますが)を背景に「ひと」を描く、まさしく王道を行くファンタジーノベルと言っていいでしょう。次が早く読みたい!
あとミムウェ様かわいいよミムウェ様。

蛇足ながら、須賀しのぶさんの「流血女神伝」が終わってから「もうこういうファンタジーノベルは読めないかもしれないなあ…」と思っていました。
予想が早々に、いい意味で裏切られて本当に嬉しい。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
昨年の7月に上巻が出てから、1年。待ち遠しかった、下巻です。

購入後、むさぼるように、読みました。

上巻で、複数の出来事が同時に発生して、

主人公さん、体がいくつあっても

たりないわ、ただでさえ虚弱なのに大丈夫かしら、
と、思っていたけど、

なんとか、なった?みたいです。

(内容は読んでからのお楽しみです。)

発売1週間で、重版が決定しました。

出版不況がいわれる、このごろですけど、

とてもうれしいニュースです。

1巻目が出たとき

何も考えずに表紙を見て

買ってしまった「翼の帰る処」。

何度も何度も読んだので、

ボロボロにしてしまいました。

それからは、

このシリーズは

いつも、必ず2冊買っています。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
上下纏めて扱う.上下の間には1年のラグがあるが,上を買っても下が出るまで読まないで我慢した.このファンタジーには怪力乱神が多数現れるが,それでいて話が暗くならないのはこの大長編の大きな長所である.3巻上は異常なクライマックスで終るが,この燃え上がった調子では平行して進むいろんな事件を下巻に収め切れないため,話の詰合わせ方を考え直すのに時間をかけたのだろうと推測する.それにしても美しい場面がいくつも相次いで現出し,この物語の質の高さに感嘆させられる.改めて初めから全部を読み返してみたが,この話がどこまで行くのか,判った気がする.これに気付くと,この話は私の命ある間には終らないだろうと,残念な気もするけれど,ここまで読めれば生きた甲斐はあったのだ,とも思う.今のところの既刊3巻6冊,全部を強く推薦.作者にはお礼を申し上げたい.
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