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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
昇進するほど落ち込む主人公,
By しま (茨城県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス) (単行本)
3日間書店に通ってやっと購入。上巻だけでも期待以上の面白さでした。登場人物たちの出番が多くなるにつれ背景が深くなり魅力を増しています。ヤエトに信頼や敬服の心情を寄せるほど保護者的意識が強くなっていく周囲の言動がとっても面白いです。出世を嫌がりながらもしっかり期待以上の働きをするヤエトの深い割に天然な思慮言動が何とも魅力的です。また一つ謎が解かれていく下巻が楽しみです。シリーズ3も楽しみですが,周囲の人たち視点の生活やヤエト等の短編集も是非読んでみたいです。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新たな舞台へ,
By
レビュー対象商品: 翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス) (単行本)
北嶺郡を北方民族から護り、隠居願望を満たせるかと思ったヤエトだが、事態は彼の願望に反し、北嶺は郡から国へと格上げ、皇女は北嶺王となり、その相に任じられたヤエトも、貴族になることとなった。叙爵のため赴いた帝都の新年の祭で、皇帝はヤエトに思わぬ位を与える。ヤエトが活躍する舞台は北嶺から離れ、砂漠の方へ。鳥たちも大活躍であちこちを飛び回る。そして、表紙を見れば分かるように、ジェイサルドも。 段々と権力闘争が中心になって来て、ヤエトには休む間もありません。
9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
紛れもない傑作誕生の予感,
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レビュー対象商品: 翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス) (単行本)
上下纏めて扱う.昨年の第一部に特徴的だったカスタム仕様の強く硬質の文体はそのまま保たれて,まず期待を抱かせられる.神々の恩寵を与えられた異能の人物が,帝国トップ4の貴族黒狼公に成り上がったヤエトの周りに次々と加わり,話はいよいよ大騒ぎとなるが,文体に守られて決して軽薄に陥ることがない.黒狼公の領地は北嶺国に隣接しているらしいが,北嶺のように苛烈な気候でないためか,ヤエトの発熱失神などは始めのうちは起きない.下巻大詰に至って,ヤエトが北嶺国王皇女ともども危機に陥ると,おなじみの発熱失神を頻発するが,この時ヤエトは同時に過去視の能力を思い切った過去に遡って再開発を試みていたため,幻視と現実の描写が同時に進行する形となって,この部分は難解である.再読の必要があるかも知れない.危機は北嶺の化鳥の騎士団の応援で回避され,黒狼公ヤエトは第二皇子を味方につけることに成功する.しかし,世界には亀裂が発生していて,これを修理しないと魔界の魔物が大量に入ってくる恐れがある.これが続編の主要テーマになるのではないか.ともかく抜群によく出来たファンタジーで,発展次第では大変な傑作となるだろう.先が楽しみである.強く推薦,但し第一部は必須.
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