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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫) 文庫 – 1996/7/13

5つ星のうち 3.5 33件のカスタマーレビュー

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2016年本屋大賞 ノミネート作品発表
話題になった『火花』、『流』、『朝が来る』など他10作品がノミネート。作品一覧 へ

商品の説明

内容紹介

首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。島田荘司、綾辻行人、法月綸太郎、三氏の圧倒的賛辞を受けた著者のデビュー作。

内容(「BOOK」データベースより)

京都近郊に建つヨーロッパの古城のような館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、既に惨劇は始まっていた。首なし死体、不可解な密室、奇妙な見立て殺人、そして蘇える死者…。「謎」だらけの連続殺人事件を解決すべく登場したのは銘探偵メルカトル鮎―。彼が導き出した凄絶な結末とは!?麻耶ワールド炸裂のデビュー作。 --このテキストは、新書版に関連付けられています。

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登録情報

  • 文庫: 476ページ
  • 出版社: 講談社 (1996/7/13)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062632977
  • ISBN-13: 978-4062632973
  • 発売日: 1996/7/13
  • 商品パッケージの寸法: 14.6 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5 33件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 30,525位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫 Amazonで購入
恐らくこの本を読んで、途中で分かったという人はいないと思います。というかわかる訳ない!
何もかも読者の想像を裏切ることは間違いないので、とにかく騙される事が好きな人は絶対読んだ方がいいと思います。
論理展開や、人間関係や、犯罪に至る心理など、「現実感」に煩くこだわる本格派好きの人にとっては許せない作品かもしれません。
小説なんて楽しく騙されるのがいいのだ!と思う僕は見事にハマって楽しめました。
1 コメント 17人中15人のお客様がこれが役に立ったと考えています。. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
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形式: 新書
麻耶氏のデビュー作の新装版だが、著者のよる解説によると加筆や訂正は一切行っておらず、当時出たそのままの文章での復刻となる。
館を舞台にした現実性皆無の重厚な探偵譚が展開するが、この著者の特徴である、次々に人が殺害されていくのに恐怖感も臨場感もまるでない淡々とした進行はデビュー当時からだったのだと分かる。正直事件が淡々と進行する前半は少々かったるいが、メルカトル鮎が登場してくる辺りからはめくるめく推理合戦で急激に盛り上がる。
誰が物語の支配者になるかというテーマを追求したらしく、これまた氏の特徴である、それまで構築した推理で解決したと思いきやそれを根本から覆えすパターンも本作から既に使われているのが興味深い。
途中の探偵による密室のトリックの推理など、これだけ見ると完全なバカミストリックだが、著者は確信犯なので何ともしてやられた感じになる。
ミステリーに対して一歩引いた感がありながら、とことんマニアックなネタを散りばめるという自己言及性の強い新本格第二世代らしいテイストの作品。評価ははっきり分かれるだろう。合わない人にはとことん合わない。
コメント 10人中9人のお客様がこれが役に立ったと考えています。. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
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形式: 文庫
麻耶雄嵩の作品は、恐らく極端にその好みが分かれるだろう。その理由と言うのも…彼の描く「ミステリ」は真っ当な「ミステリ作品」とは大きく異なるからだ。

大きく展開する事件とその中にある正に「闇」とも言うべき人の暗部。陰湿に複雑に絡み合った人間関係とその下に見え隠れする陰鬱な心理…。麻耶雄嵩の描く作品は滑稽な描写で多少味付けを変えているものの基本的にそうした深い「闇」に満ちている。

だから、彼の描く作品は恐らく極端に好みが分かれる。けれど「麻耶雄嵩作品が好みが分かれる」理由は、決してそれだけではない。彼の作品が好みが分かれるのは…この一点。読み手がそれまでに必死に推理して自分なりに犯人を導き出そうとしていた展開を根っこから壊してしまう様な「カタストロフィ」が、麻耶雄嵩作品の終幕には存在しているのだ。

だから、好みが分かれる。だからミステリ作品としては異質である。けれど…その「カタストロフィ」の崩壊感こそが麻耶雄嵩作品の最大の味でもあると私は思う。特にその感覚を味わう事が出来るのは同作者の「夏と冬の奏鳴曲」ではあるが、読後の後味を考えると、此方の方が人には勧めやすいと思う。この「翼ある闇」「名探偵 木更津悠也」「メルカトルと美袋のための殺人」を読んでみて、作品が口に合う様なら…本格的に、麻耶雄嵩作品の世界観にはまってみるのも良いかもしれない。
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形式: 文庫
1991年に発表された、麻耶雄嵩先生のデビュー作品です。
麻耶先生の作品は常に賛否両論ありますが、
この作品も発表当時は賛否両論が巻き起こったと記憶しています。

以下、感想を。

・探偵が2人も登場する贅沢なストーリーでありながら、
それほど難しくない密室の謎が2人とも解けないのは納得できない。
エラそうにしてる探偵の方は思いきり真相から外れていたし、
もう1人の探偵の推理に至っては超科学的なものばかりで苦笑しかしない。
まあ、この作品を通じて、「名探偵」という存在を否定しているのかもしれませんが。

主人公が解いたあの密室の謎は、もしかしたら推理小説に
あまり接したことのない人の方が、見抜けると思う。
名探偵が2人もいて、比較的簡単に見抜けるその可能性にも言及しないとは・・・
まあ、これは著者の意図的なもので、推理小説に詳しい人ほど
逆に見抜けない、という逆説的仕掛けになってるんだろうと思うけど。

・また、上で述べたような密室の謎のような根本的な欠陥があるにもかかわらず、
出てくるガジェットは推理小説に通じている人だけがニヤリとできるものや、
推理小説に詳しい人でも、さらにとびぬ
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