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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫)
 
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翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫) [文庫]

麻耶 雄嵩
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

二人の名探偵の火花散る対決と壮絶な結末。首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨ-ロッパ中世の古城を彷彿させる館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていたのだ。

内容(「BOOK」データベースより)

京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城を彷彿させる館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇の幕はすでに切って落されていた。首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人、2人の名探偵の火花散る対決そして…。島田荘司、綾辻行人,法月綸太郎三氏の賛辞を付して刊行された著者21歳のデビュー作、ノベルス化になる。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 476ページ
  • 出版社: 講談社 (1996/7/13)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062632977
  • ISBN-13: 978-4062632973
  • 発売日: 1996/7/13
  • 商品パッケージの寸法: 14.6 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 25,291位 (本のベストセラーを見る)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
投稿者 鈴ぷ
形式:文庫
麻耶雄嵩の作品は、恐らく極端にその好みが分かれるだろう。その理由と言うのも…彼の描く「ミステリ」は真っ当な「ミステリ作品」とは大きく異なるからだ。

大きく展開する事件とその中にある正に「闇」とも言うべき人の暗部。陰湿に複雑に絡み合った人間関係とその下に見え隠れする陰鬱な心理…。麻耶雄嵩の描く作品は滑稽な描写で多少味付けを変えているものの基本的にそうした深い「闇」に満ちている。

だから、彼の描く作品は恐らく極端に好みが分かれる。けれど「麻耶雄嵩作品が好みが分かれる」理由は、決してそれだけではない。彼の作品が好みが分かれるのは…この一点。読み手がそれまでに必死に推理して自分なりに犯人を導き出そうとしていた展開を根っこから壊してしまう様な「カタストロフィ」が、麻耶雄嵩作品の終幕には存在しているのだ。

だから、好みが分かれる。だからミステリ作品としては異質である。けれど…その「カタストロフィ」の崩壊感こそが麻耶雄嵩作品の最大の味でもあると私は思う。特にその感覚を味わう事が出来るのは同作者の「夏と冬の奏鳴曲」ではあるが、読後の後味を考えると、此方の方が人には勧めやすいと思う。この「翼ある闇」「名探偵 木更津悠也」「メルカトルと美袋のための殺人」を読んでみて、作品が口に合う様なら…本格的に、麻耶雄嵩作品の世界観にはまってみるのも良いかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 良くも悪くも騙されまる 2008/10/13
投稿者 ヒロシアカリ
形式:文庫|Amazonで購入
恐らくこの本を読んで、途中で分かったという人はいないと思います。というかわかる訳ない!
何もかも読者の想像を裏切ることは間違いないので、とにかく騙される事が好きな人は絶対読んだ方がいいと思います。
論理展開や、人間関係や、犯罪に至る心理など、「現実感」に煩くこだわる本格派好きの人にとっては許せない作品かもしれません。
小説なんて楽しく騙されるのがいいのだ!と思う僕は見事にハマって楽しめました。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 いやはや 2013/1/17
投稿者 OUT In America
形式:文庫
 「楽しい!」陰鬱な時代がかった洋館で次々と起こる凄惨な殺人事件が楽しいわけないのだが、ミステリ・ファンなら、読後、あきれ果てながらも認めざるを得ない。「これは、楽しい!」と。すべてが終わったあとは、突っ込みどころ満載の怒涛のアイディアに突っ込みたくて七転八倒しつつも、爽快に満足していることにちょっと驚く。これまで、「この作品のトリックはちょっと」とか、すかして批評するスタンスでミステリを読んでいたファンに、そんなことはどうでもいい、と根源的にわからせてくれる作品。
 私は『メルカトルと美袋のための殺人』から麻耶ワールドに入ったので、最初の短編を読んだあとは、許すまじき人間性を持った、このいけすかない探偵に辟易しつつも、文章の上手さ、人物描写の巧みさ、状況の鮮やかさに惹かれて、次、次、と魅入られたように読み、毎回、憤慨しながら、読み終わるとすぐに『メルカトルかく語りき』を求めていた。こちらはこちらで、「こんなのありか」とか「ふざけるな」とか叫びながら、一気に読んで、憤慨しながらも、読書体験としては、すごく楽しかった。そういえば、もっと「立派」な本が途中で読むのがしんどくなってしまったり、歴史に残る本格作品が、読後鬱々とした気持ちになったりしたことをふと思い出した。 
 麻耶ワールドは中毒する。これは、そのメルの最後の事件。これからは、メルの所業にも若干優しくなれそうな気がした。
 とにかく、最後まで読んでみよう。きっとこう思うはず、「いやはや」。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 衝撃のデビュー作 2011/1/4
投稿者 小麦粉
形式:文庫
異能の著者による、衝撃のデビュー作。
良作を出し続け、一定の評価が出た後に一つとして書いたなら、まだ理解できるが、
之を自身のデビュー作に持ってくるには相当の勇気がいる。
実際に、優れた構成を持っているにもかかわらず、
某所でも「読後に壁に叩きつけたくなる本」に何度も名前が挙がっている(笑)。

本作は「黒死館殺人事件」をモチーフに書かれており、黒死館同様にそれっぽいガジ
ェットをふんだんに取り入れている。
本作はある屋敷で起きた密室殺人と、その解明に挑む2人の「”めい”探偵」の対決
を軸に話が進む。

私選で見所を紹介しよう……
【見所1】
探偵「木更津悠也」の2度にわたる迷推理(特に2度目)。
警察よ……。頼むから信じないでくれ……(汗)。

【見所2】
最後のある人物が解き明かした「全ての真相」。
恐らく、多くの読者がおいてきぼりを喰らったに違いない(笑)。
フェアかアンフェアかと言われれば間違いなくアンフェアな真相であるが、
そんな事を既に超越した彼岸の彼方に存在する真相である。

恐らく、相当の人を選ぶだろう。
アンチミステリを深く考えたいミステリ中上級者、
或いは無類のバカミス好きにお薦めする。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 典型的なミステリー要素が全て集約された作品
典型的なミステリー要素が全て集約された作品
http://on-the-road.co/?p=1561
投稿日: 2か月前 投稿者: ひー
5つ星のうち 1.0 好みが分かれるのかも。
わたしには合いませんでした。
麻耶作品初めてで、レビューも中々だったので読んでみましたが、
う〜ん・・・難解なんですかね?... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: こぶた
5つ星のうち 1.0 気に喰わないものは気に喰わないんやて、しょうがないやん
連続殺人が起きてると知ってる中で、みんなあっさり殺されすぎだろとか... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: アマゾン太郎
5つ星のうち 5.0 最後まで予測つかず。ワトソン君がキーパーソン?
作者処女作とは思えないプロットでした。
最後まで見えず最後の最後でどんでん返し。
ワトソン君(私)がキーパーソンでしたか。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: ボブ
5つ星のうち 4.0 なんかスゴい
21歳の処女長編から、やっぱり普通では無いです。麻耶さんの他書が楽しめた人は、本著もお勧めです。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: ヨーイチ
5つ星のうち 2.0 ミステリーおたくによるミステリーおたくのための作品
学生の頃の海外ミステリーを読み漁っていた時期だったら拍手喝さいしたかもしれない。... 続きを読む
投稿日: 2012/4/27 投稿者: ルンメニゲ
5つ星のうち 3.0 ふっつうぅ
まぁ…、日本の古典ミステリー好きな人だったら、好きな形での書き方ですわな。... 続きを読む
投稿日: 2011/11/20 投稿者: チェブラシカ
5つ星のうち 2.0 ミステリマニア向け?
読みにくいです。... 続きを読む
投稿日: 2010/12/10 投稿者: かんたく
5つ星のうち 5.0 黒死館から蒼鴉城へ
詳しくは書かないが、作者である麻耶雄嵩氏は、
アンチ・ミステリーの大家でも特に小栗虫太郎「黒死館殺人事件」が大好きなんだろうと思う。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/4 投稿者: Denning-F
5つ星のうち 4.0 「女王」に捧げられた、衝撃の処女作
探偵の木更津悠也は、大富豪である今鏡伊都から依頼を受け、
友人の香月実朝とともに、今鏡家の豪邸・蒼鴉城に赴くことになる。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/23 投稿者: 槇
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