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翻訳語を読む―異文化コミュニケーションの明暗
  

翻訳語を読む―異文化コミュニケーションの明暗 [単行本]

柳父 章
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「言葉は通じないものである」「言葉は通じないものだと人々は深く思い込んでいる」 この2つの衝撃的な心理の根拠を、様々な角度から裏付ける。

登録情報

  • 単行本: 261ページ
  • 出版社: 丸山学芸図書 (1998/07)
  • ISBN-10: 4895421562
  • ISBN-13: 978-4895421560
  • 発売日: 1998/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.7 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 180,490位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
翻訳という観点から、従来日本に存在しなかった三人称代名詞”彼”の成立の過程と明治末期からの「私小説」との関係を分かりやすく説明している。かつて日本語において存在しなかった、こうした自己の内面世界を保ち続けようとする人間は”彼”という三人称代名詞を与えることによって初めて語られるようになり、そうして日本の文化において通常そのことで不幸になる。
翻訳はかつての漢文訓読の延長として存在しており、このことがNIESの経済的発展の優位性を説明しているという説明には納得できる。

また、英文においては当然のことである主語+述語という形式は日本語には本来的に存在せず、終助詞「ね」、「よ」、「さ」による、相互の意志のやり取りの中に文章が存在するとの説明は、最近の若者言葉、「とか」、「みたい」についてもその変形であるにすぎないと明確に説明しており分かりやすい。

言葉は文化と共にあり、曖昧な文化の中においては文章もどこまでも曖昧にならざるを得ない宿命にある。翻訳という作業の中で日本語が一層明確に姿を現す。

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