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作家と訳書への思い入れを語る11人の翻訳家たち――若島正、柴田元幸、岸本佐知子、鴻巣友季子、青山南、上岡伸雄、小川高義、中川五郎、越川芳明、土屋政雄、村上春樹の各氏――の話に耳を傾けるうちに、「それ、読んでみたい」という気持ちに駆られた本が次から次へと出てきました。
また、翻訳家がインターネットを活用しながら訳されていることや、どの翻訳家の方にも「これは是非、訳したい」という作品があることも分かって、そんなところも興味深かったです。
そして、多くの翻訳家の方が言ってらしたことで印象的だったのが、その作品の文体やリズム、世界を自分の中に取り込んで、できる限りその作品の味わいが読み手に伝わるように心がけていること、そのことでした。
翻訳の妙味と醍醐味を感じた、門外漢の私にも十分に楽しめるインタビュー集でした。
柴田元幸さん、村上春樹さん、青山南さんをはじめとして気鋭の11人の翻訳者が、インタビューアーの新元さんに自分の好きな作家、自分がどうしても訳したかった作家、もっとはっきり言えば他の翻訳者には絶対翻訳をとられたくなかった作家について、熱い想いを語っています。(俺の女だ、とまで言~~ったひともいるらしい)
その11の熱い想いが、20世紀終盤の外国文学の状況を的確にレクチャーしている素晴らしい入門書となりました。
外国文学にふれてみたい、でもどこから手を付けたらわからない、というひとにおすすめの本です。~
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