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翻訳家の仕事 (岩波新書)
 
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翻訳家の仕事 (岩波新書) [新書]

岩波書店編集部
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

原文にトコトンつきあい、テクストに響く原作者の声に耳を澄ましては、たった一文字の訳にも七転八倒―。古今東西さまざまな言語の翻訳にたずさわる当代きっての名訳者三七人が明らかにする、苦悩と、苦心と、よろこびのとき。翻訳という営みに関心をもつすべての読者に贈る、読みどころ満載の翻訳エッセイの決定版。

内容(「MARC」データベースより)

原文にトコトンつきあい、1語の訳に七転八倒-。古今東西さまざまな言語の翻訳にたずさわる当代きっての名訳者37人が勢揃い。読みどころ満載、苦悩と、苦心と、よろこびのときをあまさず伝える。雑誌『図書』連載。

登録情報

  • 新書: 225ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/12/20)
  • ISBN-10: 4004310571
  • ISBN-13: 978-4004310570
  • 発売日: 2006/12/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:新書
 当代随一の翻訳家37人が、自らのなりわいについて綴ったエッセイをまとめた一冊です。岩波書店の雑誌「図書」に2003年5月から2006年5月まで連載された「だから翻訳はおもしろい」の原稿がもとになっています。

 連載時の通しタイトルには「だから翻訳はおもしろい」とありますが、本書に掲載された文章からはそうした無邪気な思いが立ち上がってくることはありません。言語構造も文化的背景も大いに異なる外国語の文学作品を、日本語という異質な世界に組み替える途上で、おのおのの著者たちが味わう、苦悩や焦慮、居直りや諦念、当初の期待値とは正反対のそういった感情の渦巻きに憔悴しきる姿ばかりが記されているのです。

 ならばそれほど辛い所業に翻訳者たちはなぜ身を削り続けるのか。

 菅啓次郎は「そこにはつねに発見のよろこびがあるから、と答えるしかない」(176頁)。

 金原瑞人は「そこに生まれてくるのは新しい作品なのだ。自分が生み出した子供なのだ。なら、産みの苦しみは当然だろうし、その苦しみはある意味、快感だろう」(198頁)。

 辛い作業の果てに翻訳者たちを待ち受ける、マゾヒスティックともいえる愉悦。それが翻訳者たちを捕らえて離さないのでしょう。

 あわせて巻末には、それぞれの翻訳者が「翻訳家をこころざすきっかけとなった本」、あるいは「記憶に残る翻訳作品」を掲げています。多くが、多感な10代もしくは20代前半の学生時代に手にして打ちのめされるかのような思いを味わった本をあげています。このリストを眺めると、その当時に自らの心が打ち震えた体験を、今の若い読者にも届けたいという強い思いが、彼ら翻訳者たちを強く突き動かしているのだろうなということが容易に想像できます。

 翻訳という、魅力的でありながらもどっぷりとそこにつかるには少々怖さを感じる特異な世界。それが垣間見える一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By zapzero
形式:新書
翻訳とはたぶんある言語(たとえば「日本語」)が本格的に姿を変えてゆくための最大のチャンスで、言語全体から見るならそれまではありえなかった見方や考え方を学ぶ、大がかりな作業のひとこまになるのだと思う。すると翻訳家というのはその大きな仕事(ビーバーのダム作りとか蜂や蟻の巣作りとか)の一角を担うハタラキモノたちだということになり、かれらの作業によりたしかに地形が変わり、風景の見通しも交通状況も変わる。おもしろいことだと思う。ここでは現代日本の37名の翻訳家たちが、翻訳の作業の背後を語ってくれる。世代も、対象言語も、さまざまな人たちだが、いちおう「文芸翻訳」の人たちが中心みたいだ。つまり、「変な日本語」を開発しては読者を楽しませてくれる人たちだ。文学の言語があたりまえで見慣れたものばかりだったらおもしろくもなんともないのだから、かれらにはがんばってどんどん変な言語を発明してほしいと思う。外国文学を翻訳で読むことの楽しみは、単にすらすら読めるだけの「美しい」日本語の「名作」などを読むより、ずっと大きいし。どれも興味深いのだが、ふだんは裏方に徹しているはずの翻訳家といっても、共通にはくくれないくらい一癖も二癖もある人たちなんだなあと思った。文章を読めばそれがわかる。中にはごく常識的でなんの驚きもない人もいるし、何を考えていることやらとこっちも鼻がひくひくしてくる人もいる。そしてやはり、文章のうまい下手はある。シェイクスピアの小田島さんやカフカの池内さんなどは、こんな気楽な短文でも、いかにも芸達者な感じ。いずれにせよ、翻訳という作業のからくりに興味をもつ人にとっては、必読の一冊になることでしょう。巻末の自己紹介的部分で、またそれぞれの性格が出ている。
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By kaizen #1殿堂
形式:新書
よしもとばななの「キッチン」をイタリア語へ訳したというアレッサンドロGジェレヴィーニの話が共感できた。

「英語で読む万葉集」を書いた,リービ英雄さんの話もためになった。

アルフレッドバーンバウムの「庭師が人工的な自然を構築する働きにも似ている」というのは核心をついているかも。村上春樹,宮部みゆきを訳しているらしい。

日本語を他の言語に訳してくださる人達の努力に感謝。
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翻訳家の文体も様々だ
総勢37人の翻訳家たちの筆に為る翻訳にまつわるエッセイ集。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: transcendental
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1、ちょっと語学が好きなので、翻訳の仕事もいいなーーーと軽く考えている人... 続きを読む
投稿日: 2008/3/20 投稿者: ミス☆小柄
翻訳家を目指す人に
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投稿日: 2007/10/2 投稿者: Tochitli
翻訳家のエッセイが凝縮されている
37人の翻訳家のエッセイが書かれているもので、1つのエッセイは短いのでさくさくと読むことができる。どのエッセイもなぜ翻訳を始めたのかとか、どんなことが辛かったか、... 続きを読む
投稿日: 2007/7/2 投稿者: けびんす
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... 続きを読む
投稿日: 2007/6/16 投稿者: ワインドアップバード
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... 続きを読む
投稿日: 2007/4/12 投稿者: ぽるじはど
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投稿日: 2007/1/16 投稿者: かがりひらく
日本語と外国語のダイナミクス
... 続きを読む
投稿日: 2007/1/5 投稿者: ishilinguist
言語文化の触手たちの声
... 続きを読む
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