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34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
外国語理解の基本的な姿勢を学べる本,
By カスタマー
レビュー対象商品: 翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践 (Nova books) (単行本)
経済関係の翻訳を手がけている者です。翻訳雑誌を買おうと足を運んだ書店で、たまたま目についたのが本書でした。これまでの翻訳書指南書は、経済翻訳ならこう、技術翻訳ならこう訳すと指導しているものがほとんどでしたが、この本は、分野を特定せず、翻訳技術を磨く方法を教えてくれています。著者は、翻訳の際には、辞書に載っている単語をパズルのように組み立てるのではなく、原文に対応する現実を思い浮かべてから訳出するように指導しています。 この方法論は、一見時間がかかるように見えますが、翻訳の品質を高めるにはこれしかないと思います。この考え方は、翻訳以外にも外国語習得に役立つでしょう。ただ、同じジャンルの他書に比べて価格が高めなため★4つとしました。
20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
とてもまっとうで現実的な翻訳入門本,
By
レビュー対象商品: 翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践 (Nova books) (単行本)
一言で言えば、「とてもまっとうで現実的な翻訳入門本」という感じです。あまり褒め言葉になっていないかもしれませんが、翻訳入門本といえば「頑張れば、あなたも絶対に翻訳者になれます!」という励ましタイプのものか、「翻訳なんてそう甘いもんじゃないんだっ!安易に考えるな!」というお叱りタイプのものが多いような気がしていますが、これはどちらでもなく、素直に翻訳の基本的な考え方を伝えている本のように感じました。最初の導入部は若干くどくて読むスピードもなかなか乗りませんが、「翻訳の基本は「日本人ならどう言うか、どう書くか」」という辺りから、一気に面白味が増してきます。 直訳でもなく、意訳でもない、翻訳の性質を日本語の視点からきっちり説明してくれています。「翻訳をやるには日本語の力も大切だ」というある意味聞き飽きた助言ではなく、翻訳をするにあたって、どのように日本語を考えていくのかをとても具体的に示しています。特に、辞書に載っているのは意味ではなく訳語だという話や、訳語から訳語を導くなという話は、頷けるところです。 後半は実践編になっていて、単語1語から15語の文章までを取り上げ翻訳練習を体験します。「単語1語で翻訳練習なんてできるの?」と思ってしまうかもしれませんが、open, close, discussion, Englishなど、著者の言う日本語の選び方を思い出しながら取り組むと面白い練習になります。 先ほども書いたように前半と、あとは最後の部分も若干冗長な感じがありますが、中身はしっかりしています。翻訳に興味がない人も、外国語と母語をつなぐ考え方として一読してみると面白いかもしれません。
5つ星のうち 4.0
翻訳の入門書としては分かりやすい,
By
レビュー対象商品: 翻訳入門―翻訳家になるための考え方と実践 (Nova books) (単行本)
本書では、実際に翻訳をする以前の翻訳を行ううえでの心構えの視点から書かれています。これから翻訳を生業として取り組んでいこうとしている人にとっては、参考になると思います。 翻訳者になるのは簡単ではないと思いますが、筆者は本当のプロはともかく、ある程度の努力である程度の水準までの翻訳力は付くと述べています。(翻訳会社のトライアルを受けて合格し、実際に仕事を引き受けて収入がもらえる段階くらいまで) 心構えの後は、実際に1語〜15語程度の普通の短文を実際に体験として訳します。 実際に回答として出てくる訳語で疑問に思うところもありますが、翻訳を行う際に書いてある英文を現状に当てはめて考えて見ることで、単に英文を辞書に載っている訳語を適当な文法に則って機械的につなぎ合わせた直訳に終わらず、 日本人が普通に使う自然で滑らかな翻訳になると言う考えには同感です。 一部理屈っぽい所があり何回か読み返したりしましたが、全体的に平坦な読みやすい文章で面白く読めるので、息抜き程度に読んで見ても面白いと思います。
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