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翻訳はいかにすべきか (岩波新書 新赤版 (652))
 
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翻訳はいかにすべきか (岩波新書 新赤版 (652)) [新書]

柳瀬 尚紀
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

明治のはじめ,翻訳事始の時代から今まで,日本の翻訳は一体どこまで進んだのか.きりっと引き締まった二葉亭四迷に引き比べ,掃いて捨てるほどの代名詞の山,時制にがんじがらめの文体,言わずもがなの迷訳・誤訳.「翻訳に不可能はない」と言いきる著者が,自らの血のにじむような苦労を振り返りつつ開陳する翻訳論の決定版.

登録情報

  • 新書: 214ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2000/1/20)
  • ISBN-10: 4004306523
  • ISBN-13: 978-4004306528
  • 発売日: 2000/1/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
駄洒落多し 2009/8/9
By 霧雨
形式:新書
題名に騙されてはいけない。「いかにすべきか」という具体的な指導は最後の最後まで出てこないので、何かを期待しながら読んでいたら裏切られる。しかし、具体例の数々には思わず唸ってしまうに違いない。読者はその具体例を自分で咀嚼するほかない。全体的に著者の駄洒落が満載で、何が本気かどうかわからないところもあり、そこも面白かった(神経質な人には鼻につくかもしれないし、新書的ではないかもしれないが)。本書は日本語を書くにあたっても、学ぶところが大きかった。「英語にそのまま訳せるような日本語を書け」というセンセイがたまにいるが、その言葉がいかに馬鹿げているかを再認識するかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 二葉亭四迷の翻訳を吟味する第1章は面白い。一見すると原文と異なる形に訳されている四迷の訳文が、実は原文への深い理解に裏打ちされているという話には、したたか感心させられた。

 しかし本書の大半は、岩波新書らしいオーソドックスな翻訳論ではなく、筆者の自慢話と他人への批判の羅列で占められている。著者がどのような翻訳を理想としているかは分かるかもしれないが、なぜそれが理想なのかについての客観的な考察がない。

 本書の三~五章を読む時間があるのなら、村上春樹・柴田元幸の『翻訳夜話』を読み返したほうが勉強になるのではないかと思えた。

このレビューは参考になりましたか?
30 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書を読んでも「翻訳はいかにすべきか」はわからない。 筆者がいかに訳したか、ということはわかっても。 筆者のダジャレセンスの披露が本書の目的ではないか? 誤訳だらけの訳書を槍玉にあげたい気持ちは理解できるが、そのやり方に筆者の他の翻訳家に対する侮蔑感がのぞく。自信たっぷりに比較している例文の中には、筆者訳の方がまちがっているものがある(例、十字架は三回切る)。 また、不思議なほど行変えが頻繁な本である。ページ数を増やしたかったのか? もっと薄っぺらくなっても良かった本である(内容同様に)。ただ、本書には文章修行になる他の幾つかの本が紹介されているので、そのメモ帳としては有用である。
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