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翻訳のおきて
 
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翻訳のおきて [単行本]

河野 一郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   本書は、文芸翻訳志望者用の実践的な学習書である。序章が、「Have a Go at These―― さっそくプロテストに挑戦」と題された抜き打ち形式のテスト。そのあとに、第1から第10まで、具体的な「おきて」の解説が並び、中ほどの「第7のおきて」の項では、「日本語運用能力」に関するチェックテストがある。

 「辞書は逆さに読め」から「中年、本能、虎狩りが危険―― 名詞の処理」に至るまで、格言めいたタイトルがついた10の「おきて」を終えると、最終講は「最後のおきて それではどうする」と題された総論。さらに「翻訳のBack Stage Tour(舞台裏見学)」という、小品訳出のゼミナールがついている。自習を前提に、構成は懇切丁寧。解説は初学者を意識して親しみやすい用語を使って書かれており、文体も柔らかく気取らないものだが、採用された英文例には実戦的で難しいものが多く含まれている。

   カポーティなどの翻訳で高名な著者には、『翻訳上達法』(講談社現代新書)という、そのものズバリのタイトルを持つ、1983年に刊行されたコンパクトな名入門書がある。本書は、『翻訳上達法』で著者が築き上げたノウハウや、初学者向けの翻訳のコツを、ほぼ20年後の世に合わせて書き直した新版といえるだろう。しかも著者は、この間に多くの翻訳教育現場を経験している。翻訳という作業に向くかどうか試してみたい人に、もってこいの本だ。(玉川達哉)

内容(「BOOK」データベースより)

エミリー・ブロンテやトルーマン・カポーティら、英米文学巨匠の名作を数多く手がけてきた翻訳の達人が「最高の訳とは」をずばり言いきる、決定版翻訳レシピ。障壁をくずす10の決め技。

登録情報

  • 単行本: 229ページ
  • 出版社: DHC (1999/03)
  • ISBN-10: 4887241461
  • ISBN-13: 978-4887241466
  • 発売日: 1999/03
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 393,742位 (本のベストセラーを見る)
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63 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
たからもの 2001/10/3
By sizneno
形式:単行本
 豊富な用例と現実に即したアドバイスが惜しげもなく披露されている。実践問題も数多く、翻訳を志す人には必読の書だ。もちろんこの本を読んだからといって、即、飛躍的に力がつくというわけではない。「翻訳者には100%の外国語理解力と120%の日本語運用能力が要求される」と本書にも書かれているように、あくまで日々たゆみなく自己鍛錬を重ね、自らの研鑚を積む必要があるからだ。ただその道しるべとして、また良きパートナーとして、ちょっと心疲れた折りにはそのあたたかな語り口とともに、かならず勇気を与えてくれるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
豊富な経験にもとづく良書だと思いますが、一点誤用と思われる箇所があります。

第5のおきてのタイトルが「流れに棹さすな」となっています。「流れに棹さす」は川下りの際に竿を川底に突いて船を流れに乗せて進めるということで、「時流に乗る」という意味が本来です。「物の勢いに抗う」と意味で使うのは誤用ですが、次ページに「原文の流れに逆らうな」とあるところを見ると著者はその意味で使っているようです。
現在でも誤用する人が多く、いつかは辞書に載る日も来るかもしれませんが、本書の性格からすると誤用であると思います。

もしかしたら意図的な誤用で本書のどこかで分かるかと思いましたが、私には発見できませんでした。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
簡単な単語ほど数多くの意味を持っていて、手を抜いて辞書引きを怠ると、とんでもない誤訳をしてしまう。また文化・背景への考察を怠ると、これも誤訳へつながってしまう。本書ではハーディやブロンテらの作品から例題をあげていて、実際の誤訳例も解説している。翻訳の難しさがよくわかった。

他にも、翻訳における日本語の表現技法や翻訳者のあるべき姿(スタンス)など、内容は濃い。
文章は教科書的な堅苦しさがなく、多少皮肉っぽいところもあるが筋が通ってるので納得しながらどんどん読み進められた。
翻訳を志す人はもちろんだが、小説を原書で読んで翻訳とのギャップを感じる読者にもおすすめかも。

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翻訳雑話
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投稿日: 2007/10/3 投稿者: 妖怪変化
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