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翔ぶが如く〈10〉 (文春文庫)
 
 

翔ぶが如く〈10〉 (文春文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ついに田原坂から後退する薩軍
七万の政府軍に包囲され、西郷と薩軍幹部はそれぞれの生を閉じた。翌年、大久保もまた──新生日本の激動期を描く全十冊、完結

内容(「BOOK」データベースより)

薩軍は各地を転戦の末、鹿児島へ帰った。城山に篭る薩兵は三百余人。包囲する七万の政府軍は九月二十四日早朝、総攻撃を開始する。西郷隆盛に続き、桐野利秋、村田新八、別府晋介ら薩軍幹部はそれぞれの生を閉じた。反乱士族を鎮圧した大久保利通もまた翌年、凶刃に斃れ、激動の時代は終熄したのだった。

登録情報

  • 文庫: 383ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2002/06)
  • ISBN-10: 416766304X
  • ISBN-13: 978-4167663049
  • 発売日: 2002/06
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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虚像か英雄か 2003/6/21
形式:文庫
全10巻という長丁場の終焉に来て、なにやら最初のころに比べ著者の西郷隆盛はじめ桐野利秋に対するトーンが冷ややかになってくる。豪胆・爽快な男としつつも桐野も最後は「単なるテロリスト」呼ばわりだし、「会った人でなければわからない西郷の大きさ・人望」も所詮会ったことがない著者はじめ読者にも、虚像か英雄か判定がつきかねる、というところが正直な結論だろうか?西郷は幕末動乱を駆け、維新回天をなし、武士の無用な世の中を作った。西郷の生涯の最後の仕事は行き場のない武士たちを死地につかせることだったのか・・。

西南戦争の終盤、西郷、薩軍幹部たちの死。圧巻の最終巻ですが、読後感は複雑です。この一大叙事詩をどう表現したらよいか適当な言葉が浮かばない。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 いい意味でも悪い意味でも、司馬氏らしい書き方がされている。読む順番を間違えてここから入ると、どなたかが(あえて書かないけど)「菜の花忌」で発言されたように、「私、司馬さん嫌いだったんです」ということになりかねない。
 どこから入るかはともかくとして(「燃えよ剣」かな、やっぱり)、司馬氏の書き方に慣れて、幕末ものの最後に読む作品としては傑作と言っていいと思う。頭が幕末している時なら、氏特有の「余談だが」がかえって面白い。村田新八の描き方など、かなりいいと思う。宮崎八郎の逸話もなかなかだし、最初は読者サービスのつもりで出したのであろう女性が途中でどこかへ消えちゃうあたりも、いかにも司馬さん。
 これを読むには、一時的にでもいいから幕末オタクになるのが条件だ。かなり細かいところまでわかるようになると楽しく読めて、最後の1行に万感の思いが込められていることに気づく、そんな作品。司馬作品の中で、私の一番のお気に入りだ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
明治10年に起きた西南戦争を知ることは、日本という国家を理解するうえで欠かせないことがわかります。
「書き終えて」の中で司馬さんは、驚きの連続でぼうぜんとしている、と記されていますが、読み手も全く同様の気持ちです。

西南戦争は、武家社会が成立して以降の武士時代の終焉であったと言えます。
古来の兵法を守り抜き、聖なる戦を仕掛ける薩軍。
彼らが腰抜けと呼んでいた農民あがりの鎮台兵は、強大な物量と弾薬を背景に数学的に追い詰めてゆきます。
彼らは倒した敵軍の死体に銃剣を突き刺してゆきます。
武士道は近代戦の前では無力であるかのようです。

薩軍の象徴である西郷隆盛。一見目的のない戦いの中に身を置きます。
西郷隆盛が何故この奇怪な行動に出たのか。
司馬さんはそれに迫るために、征韓論以降の膨大な傍証を用意し読み手に提供しています。
全10巻という長大な作品ですが、時間をかけてこの時代に身をおくことができるのは貴重な体験であったと思います。
日本という国の根幹に迫った作品であったと思います。
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最近のカスタマーレビュー
独り言
ようやく読了。10巻あって、1年以上かかった。

桐野や野村忍介の違い。人には向いた役割があるだろう。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: Simon Yang
明治初期の苦悩とは・・・。
読了まで相当時間がかかりました。これはやはり読んでおくべき作品ですね。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/2 投稿者: Brewster★Baker
薩人の悲劇
最後の城山で、西郷隆盛、桐野利秋、別府晋介、辺見十郎太らが次々に逝く情景には泣かされました。勇猛なれど、戦略が皆無だった薩人の悲劇。でも、私は彼らがたまらなく好き... 続きを読む
投稿日: 2009/8/12 投稿者: 加納 裕
本当の意味での維新終了
最後まで士族らしさを貫いた薩摩の人達の姿に感動しました。

この戦いを機に民が主役になりますが、... 続きを読む
投稿日: 2009/5/11 投稿者: SlapShot
維新から西南戦争までの濃密な5年を描く超大作
「死ぬなら故郷で」の一念で日向から豊後山中を突破して九州を縦断、鹿児島城山に籠った残兵は300人…。包囲する政府軍は7万人。死を恐れることを何よりも嫌った薩摩の将... 続きを読む
投稿日: 2009/2/21 投稿者: おがよし@CSS
深く、濃い、西南戦争を描いた最高傑作
... 続きを読む
投稿日: 2008/9/9 投稿者: 久保田真史
いったい何が目的の戦争だったのか?奇妙な読後感が残る最終巻
... 続きを読む
投稿日: 2007/3/31 投稿者: アナスタシア
傑作です
データ量が豊富で、特に序盤は全体像が見えません。

しかし、丹念に書かれているので... 続きを読む
投稿日: 2007/3/1 投稿者: あにも
サムライの絶滅、そして日本の精神の絶滅・・・
明治10年9月24日、西郷は最後の時を迎える。その半年後、大久保も暗殺者の手にかかり、落命する。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/11 投稿者: 内田裕介
虚像か英雄か
...¨'¨éä... 続きを読む
投稿日: 2003/6/21 投稿者: chikako12
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