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義経伝説と日本人 (平凡社新書)
 
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義経伝説と日本人 (平凡社新書) [新書]

森村 宗冬
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

江戸時代に起こり、近代まで連綿と続いた義経生存伝説。北海道渡海説や、義経=ジンギス・カン説を支えた日本人の歴史的な心理構造はどのようなものであったかを解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

義経は衣川で死ななかったのか?本当に北海道へ渡ったのか?江戸時代に起こり、近代まで連綿と続いた義経生存説。敗者の弁として成立した「判官びいき」の起源を探り、江戸時代の偽書と学者たちの甲論乙駁を辿り、近代の義経=成吉思汗説を検証する。北海道渡海説や、義経=成吉思汗説を支えた、日本人の歴史的な心理構造とは何であったか。

登録情報

  • 新書: 211ページ
  • 出版社: 平凡社 (2005/02)
  • ISBN-10: 4582852599
  • ISBN-13: 978-4582852592
  • 発売日: 2005/02
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By recluse VINE™ メンバー
形式:新書
義経伝説がなぜ日本の中で根強く生き残ったかを解明しようとした作品です。また何度か不死鳥のようによみがえるこの伝説のその時代ごとの特殊な状況を解き明かした作品でもあります。一般論として、著者は、これを”判官びいきの構造”と捉え、そこに社会的なルサンチマンの感情を見出します。そしてそのルサンチマンが特殊な固有の時代状況の中で噴出する仕組みを丹念に解き明かそうとします。これはつまるところ現代の新聞やメディア(ワイドショー)の報道にも根強く残っているおなじみのお涙頂戴の構図というわけです。著者は、この思考の枠組みからの決別を提唱します。しかし、日本史なるものは、すべてこの構図の繰り返しなのかもしれません。似たような本としては、アイヴァン・モリスの”高貴なる敗北(nobility in failure)”がありましたが、併読すると参考になります。
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形式:新書
弱い立場にいる人を自分の境遇と重ね合わせて応援したくなるのが人情ではないだろうか。
義経以外にも伝説となった人物は数多く存在する。
しかし、義経ほど根強い人気を誇る人はいない。
幼少時代に苦労を強いられつつも都で大活躍。
だが、兄の頼朝と不和になり短い生涯を終えたという波乱に満ちた人生が人々の心を捉えたのだと思う。

本書では、時代とともに変化する義経伝説と伝説の存在意義について書かれている。

一つだけ確かなことは、時代を超えて義経が愛されているということだ。
これからも日本人の中に義経は生き続けていくだろう。
そういう意味では、義経は伝説の中だけではなく、本当に“不滅”の存在になれたのではないだろうか。
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