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義経になった男(一)三人の義経 (ハルキ文庫 ひ 7-3 時代小説文庫)
 
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義経になった男(一)三人の義経 (ハルキ文庫 ひ 7-3 時代小説文庫) [文庫]

平谷美樹
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

嘉王二年(1170年)。朝廷が行った強制移住で近江国に生まれ育った蝦夷のシレトコロは、まだ見ぬ本当の故郷-奥州-を想っていた。十三歳の春のこと、三条の橘司信高と名乗る男があらわれ、シレトコロは奥羽に連れて行かれる・・・・・・。それは、後の源義経の影武者とするためだった。一方、鞍馬山の牛若は、「あなた様は、源氏のお血筋。平家を打倒し、天下に名をはせるお人」という言葉によって剣術の稽古を続けていた。そして〈遮那王〉と名乗ることになった十六歳の牛若は、奥州平泉に向かう決意をする。壮大なスケールで、新しい義経を描ききった、歴史小説の金字塔!

出版社からのコメント

この堂々たる「嘘」の「本当」らしさ。承知の歴史が鮮やかに塗り替えられていく。我々はついに伝奇小説の新たな高峰を得た。高橋克彦氏(作家)推薦! 二人の影武者とともに、義経の運命は動き始めた。新しい“義経”を描ききった歴史小説の金字塔!〈全四巻〉

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 角川春樹事務所 (2011/6/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4758435332
  • ISBN-13: 978-4758435338
  • 発売日: 2011/6/6
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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小松左京賞受賞作家である平谷美樹氏のことは知っていて、いつか読んでみようとは思っていたんだけど、実は未読。SF作家とばっかり、思っていたら、なんと今回は義経を主人公とした歴史モノ。

もちろん、単純な歴史ものではない。全四巻の大長編のこの作品だけど、この第1巻のサブタイトルにも「三人の義経」とあるように、源義経が3人いたという設定で、この第1巻を読む限り、大きな歴史の流れは史実に沿ってはいるが、おそらく、今後は歴史改変的な展開になっていくのではないかと期待させる内容。

それにもまして、惹かれたのは平泉という東北に位置する都市。今回、たまたま読み始めた時に世界遺産に登録されるという報道もあり、興味深く読めた。特に、その都市を支配した奥州藤原氏が蝦夷の血が混じり、この世に平等な世界、浄土を打ちたてようとした言う話は、歴史小説の中でも蝦夷ものが好きな私にはピッタリの話だった。

この第1巻では、ストーリーはまだまだ序盤で、3人の義経の出会いと、今日から平泉に逃れた義経の雌伏の時が中心。このあとの展開が気になる。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
推理小説と歴史もの(つまり登場人物の多い話)が昔から苦手です。
しかしこれは読めた。作品のリズムに乗りやすく、著者のイマジネーションが奔放な「線」となって
史実という名の「点」を自在につないでいく表現力の豊かさに4巻一気! 
特に壇ノ浦から先、3〜4巻のオリジナリティーと話のスケールの広がりはもう圧倒的です。

義経になった男、沙棗(さそう)。平家と源氏、そして平和のためにあえて滅びの道を演じ切った
奥州藤原氏。その戦乱の世に源義経の遺志を継いだ一人の男の生き様が、これ以上ないほど鮮やかに、
はかなくラストシーンで結実します。すべてを読み終えたあと、人間の存在とは何なのだろうと
深く思わずにはいられませんでした。また、作者の東北愛も強く感じる一冊です。
しかし角川春樹氏の帯推薦文(4巻)って初めて見ました。社長直々ってスゴイなこれ(笑)。
次回作も楽しみです。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
SF作品『エリ・エリ』で有名な作者ですが
新聞連載の時代小説が単行本(文庫)として刊行されました。

まったく新しい義経像が描かれているため賛否がわかれるかもしれませんが
ハマれば楽しく読める作品です。

本作が時代小説デビュー作になりますが
作者自身、今後も時代小説を続けていくとの話を聞きましたので
そのスタートがここということになりそうです。
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