私が入江亜季さんの漫画を初めて読んだのは「ぱふ」で連載されていた「フクちゃん旅また旅」(単行本『コダマの谷』に収録)。
当時から、どこか懐かしさを感じる素朴な絵柄やストーリーが魅力的でした。
単行本の装丁も綺麗。特にこの『群青学舎』シリーズはストーリー共に秀逸です。
恋愛、青春、主従、自然―。テーマや舞台設定の異なる物語がつまった珠玉の短編集。
第2巻は5つの物語が収録。
私のお気に入りは、小さな主人公の一途な想いを描いた「ニノンの恋」と「彼の音楽」です。
大好きな男の子に想いを伝えたいニノン。告白の時のニノンがすごく可愛いです。
このお話だけafter storyがないんですよね。
成長したニノンが見てみたい。魔法など使わなくても、きっと美人になってる事でしょう。
「彼の音楽」の主人公・小番君は音楽が大好き。
吹奏楽部に入ったものの演奏に聞き入ってしまい自分の演奏がおぼつかない。
音楽への溢れる想いから、泣きながらシンバルを鳴らす小番君がいじらしいです。
その他、連作「北の十剣」は壮大なヒロイック・ファンタジー。ヒロインの王女グゼニアが気高く美しい。敵対する従兄のルーサーとの恋の行方は―?
「時鐘」は人の生死を少女の目を通して不思議な感覚で描いています。
あと「ピンク・チョコレート」の続編が収録されています。
都さんと春日君の仲は進展有り。都さんは相変わらずマイペース。変人ぶりが笑えます。
「とりこの姫」の続編も描いてくれないかしら。次巻を楽しみにしてます。