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群青の夜の羽毛布 (文春文庫)
 
 

群青の夜の羽毛布 (文春文庫) [文庫]

山本 文緒
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

丘の上の家でひっそり暮らす不思議な女性・さとるに惹かれていく大学生の鉄男。しかし次第に、母親に怯え、他人とうまくつきあえない不安定な彼女の姿に疑問を募らせていく。母娘三人の憎悪が噴出するときに見えてくる、戦慄の情景とは―。恋愛の先にある家族の濃い闇を描いて、読者の熱狂的支持を受け続ける傑作長編小説。

内容(「MARC」データベースより)

丘の上の一軒家に引っ越してきてから家族は狂い始めた。崩壊の崖っぷちで、それぞれが捧げる希望への祈り。幸福を願い、家族の証を求めて、ひたむきに生きる家族の姿を描く。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 323ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2006/05)
  • ISBN-10: 4167708027
  • ISBN-13: 978-4167708023
  • 発売日: 2006/05
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 673,209位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 私は一人で公共の乗り物に乗れない。外食も出来ない。午後は制服姿の学生が怖くて外を歩けない。苛めに遭い不登校に陥ったため中学校もろくに行けず、学歴の低さと社会に適応できないことから外で働いたこともない。やっと家で出来る仕事に巡りあえた東京の小出版社の雑誌のライター業も、10月に理由不明のまま解雇された。

 だから、おこがましい話だが、ヒロインの痛々しいまでの神経質な部分にひどく共感を覚えた。うちも威圧的な祖父が寝たきりになっても死ぬまで、私たちを束縛し続けていた人だったから…。
 「家族」や「家庭」が破綻してしまったときは、一度徹底的に壊すしかないのだな、とこの物語を読んで感じた。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー
形式:文庫
物語中の、家族内で交錯する、憎悪そのものは壮絶だ。
その方向と程度は、各人で様々ではあるが、それを維持するエネルギーも凄まじい。

ただ、この家族が極めて特殊なケースかと言えば、必ずしもそうではない。
この場合、環境が、精神病的症状を造り出しているとも言える。

現実に、私は、職業上の専門性により、似た家族のケースをいくつも知っている。
しかし、医師にも、臨床心理カウンセラーにも、精神科医療関係者にも、力の及ぶ範囲に限界がある。

この物語では、極端に厳格な母親の態度や思考回路に、大きな問題があるのは明白だ。
心理学では、両親のいずれかが極度に厳格である場合、その子供が成熟する過程で、
社会適応上の柔軟性が低下する場合がある、という考え方もある。
まさに、さとるがそれに相当すると思う。

精神科医療は、この様な現実を目の当たりにしても、治療を求められなければ、動く事が出来ない。
この物語の場合、まず母親に何らかのアプローチを行う必要があるが、まさか治療を求めてくる事は無いだろう。
現実には、熟練した臨床心理カウンセラーにより、家族ぐるみでのカウンセリングも行われており、成果が上がっている。
さとるや、父親にのみアプローチしても不十分なのだ。

おそらく、ある程度類似した境遇の方も、おられると思う。
多くの困難は伴うものの、対策は早い方が良く、この物語の様になってしまってからでは遅い。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
鋭い人間観察 2007/11/19
By ポコ トップ1000レビュアー
形式:文庫
これぞ山本 文緒ワールド!と唸らせる本です。

テーマは恋愛と家族の闇。
読み進めるうちに心が痛くなるのは、きっと私だけではなかったと思います。

人とうまく関われない主人公の女性と、母と妹の関係。
主人公の女性の恋人。
父親と家族との関係。
−山本さんならではの鋭い人間観察に基づいたクールで切ない物語です。

人生を深く考えたい時に読むといいと思います。
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自分と重なる感覚
久しぶりに読み返して、改めて感動しました。

登場人物のキャラクターが立っていて、それにあのプロットの上手さ。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/17 投稿者: Y&Yカンパニー
むかつく。。
この話はホラーでもなんでもない。不気味でもないし怖くもない。
つまらないし気分が悪い。そう思いながら読んでいた。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/8 投稿者: 散歩
家族の闇という、怖いもの観たさの人にはお勧めだが
... 続きを読む
投稿日: 2007/9/30 投稿者: 寧夢
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