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群集生態学―生物多様性学と生物地理学の統一中立理論
 
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群集生態学―生物多様性学と生物地理学の統一中立理論 [単行本]

Stephen P. Hubbell , 平尾 聡秀 , 島谷 健一郎 , 村上 正志
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生物多様性の喪失が懸念される中で、生物多様性を十分に説明できる理論はいまだに確立されてない。本書では、生物群集のすべての個体が中立であるという仮定の下、種分化と分散制限を組み込んだ群集動態モデルを構築し、生物多様性学(種数や相対種個体数の理論)と生物地理学(種の地理的分布の理論)を統一する。この統一中立理論によって、さまざまな時空間スケールの生物多様性について、検証可能な予測が提示される。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

Hubbell,Stephen P.
1942年、米国フロリダ州で生まれる。1969年、カリフォルニア大学バークレー校にてPh.D.を取得する。ミシガン大学、アイオワ大学、プリンストン大学、ジョージア大学などを経て、現在、カリフォルニア大学ロサンジェルス校教授。スミソニアン熱帯研究所上級研究員。植物生態学、群集生態学、理論生態学の研究で国際的に知られ、熱帯林における大規模モニタリング研究の先駆者である。生態学の発展に大きく貢献した科学者に贈られる英国生態学会のMarsh Ecology Prize、米国生態学会のWilliam S.Cooper Award,Kempe財団のKempe Awardなどを受賞した。また、全米科学環境評議会の議長として、環境問題の科学的な意思決定に関する活動に取り組んでいる

平尾 聡秀
1980年生まれ。2008年、北海道大学大学院環境科学院博士後期課程修了。博士(環境科学)。現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター日本学術振興会特別研究員。専門分野:群集生態学・景観生態学

島谷 健一郎
1961年生まれ。1992年、京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。2000年、ミシガン州立大学大学院森林科学科博士課程中退。博士(学術)。現在、統計数理研究所モデリング研究系助教。専門分野:空間生態学・時空間モデリング

村上 正志
1970年生まれ。1998年、北海道大学地球環境科学研究科修了。博士(環境科学)。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター助教を経て、千葉大学理学研究科准教授。専門分野:群集生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 327ページ
  • 出版社: 文一総合出版 (2009/03)
  • ISBN-10: 4829910186
  • ISBN-13: 978-4829910184
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By T.O
形式:単行本
本書は、既に群集生態学を専門として研究に取り組んでいる大学院生や、若手研究者に一読を勧める専門書である。逆に、生態学を学び始めたばかりの学部生にとっては、群集生態学を敬遠させてしまう可能性もあるため、かなり敷居の高いものといえる。というのは、本書は群集生態学というタイトルを背負っているものの、群集生態学の概念を説明するような一般向け教科書とは一線を画し、今まさに議論の中心にあると言える学説についての書であるからである。つまり、本書で解説されている内容は、未だ生態学において定説として固定されているわけではなく、国内だけに目を向けても、肯定派と否定派が混在しているものである。本書の原書にあたるHubbellの「The Unified Neutral Theory of Biodiversity and Biogeography」は、発表から既に8年が経過した今でもなお群集生態学の中心的トピックとして研究者の興味を集めており、実証研究も年々増えてきている。こういった観点から、群集生態学を専門としている研究者にとっては、必読の書と言える。内容は、序盤でこれまでの群集生態学がたどってきた道を俯瞰し、中盤以降で統一中立理論についての細かい解説に入る。本書は、難解な原書が非常に読みやすい日本語に訳されており、未読の方はもちろんのこと、既に原書を読んだ研究者にも、ぜひこれを機に本書の再読を薦める。
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