内容(「BOOK」データベースより)
顔から群れへ、群れから群衆へ、そしてさらなる増殖へ…。群衆に抱かれながら、人々は触覚の喜びと恐れを覚え、その皮膚にあらゆる群れの感情を記憶させてきた。20世紀に登場した都市群衆という怪物は、新しい視覚体験を生む創像の源となるとともに、その一方、権力の繭となり所有と支配を産む力ともなる。創像者はやがて映像による知覚の革命を夢み、権力の繭からは〈監視者〉が姿を現わす。20世紀の群衆現象をたどり、精神科医クレランボー、エイゼンシュタイン、ヴィトゲンシュタイン、ウォーホルらの映像表現を渉猟しながら、群衆の管理のイメージの変遷を追う。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
港 千尋
1960年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ガセイ南米基金を受け、南米各地に滞在後、パリを拠点に評論家・写真家として活動を開始。現在、多摩美術大学助教授。著書に『記憶―「創造」と「想起」の力』(サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)