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羞恥心はどこへ消えた? (光文社新書)
 
 

羞恥心はどこへ消えた? (光文社新書) [新書]

菅原 健介
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 735 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ジベタリアン、人前キス、車内化粧、車内飲食etc.
《恥の基準》が変わり始めた

■「他人の目が気になる」から「ジブン本意」「ミニセケン」へ
「電車の中で化粧をするのは恥ずかしくない?」
「恥ずかしくない」
「彼氏の前でも化粧をするの?」
「それはありえない」

内容(「BOOK」データベースより)

近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での“迷惑行動”が目につくようになった。かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。そして現代社会で何が起こっているのだろうか。「恥」から見えてきたニッポンの今。

登録情報

  • 新書: 190ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/11/16)
  • ISBN-10: 433403330X
  • ISBN-13: 978-4334033309
  • 発売日: 2005/11/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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28 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「恥」の意味 2005/11/29
By たこやき21 トップ1000レビュアー
形式:新書
本書で描かれるのは「恥」である。「恥」という感情は何のために存在するのか? 人間にとって「恥」という感情があるというのはどういう意味を持つのか? そもそも「恥」の基準は何なのか? といった内容が1〜3章で描かれ、その上で、近年増えている(とされる)「羞恥心が無いように思われる人」がどうして増えたのか、という事が考察される。

本書によれば、他者とコミュニケーションを必要とする「社会」を形成する人間にとって、「恥」とは、その社会規範から孤立しないようにするための「警報装置」としての役割を持っている。そのため、社会によって「恥」の基準は大きく違うし、また、年齢・立場などによる違いも大きい。日本の場合、血縁・地縁を基準にしたミウチ、セケン、タニンによって「恥ずかしい」と感じるかどうかが規定され、「セケン」が最も恥ずかしいと感じるものだと言う。そして、ジベタリアンなどが増えているのは、地縁の弱体化によって「タニン」の領域が増え、同時に趣味などの多様化によって「狭いセケン」が乱立したことが原因では? とする。つまり、「恥」の基準そのものが多様化している、というわけである。例え話、調査、図などをうまく用いて説明されているため、実に読みやすく納得もできる。なるほどなー、と思ったことも多い。

もっとも、ジベタリアンなどが恥ずかしくない、ということにやや批判的な視線が注がれるのだが、その事自体が悪いのかどうか、というのは議論の別れるところだろう。「恥ずかしい行為」と「迷惑行為」は、重なる部分も多いのだが同一ではない。そこだけがちょっと気になるところではあった。

とはいえ、なかなか面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
最初に、どこにでも座るジベタリアン、電車の中での化粧や食事、人前キスなどの現象を解説して、その後「恥」の一般論にはいる。この一般論への切り替えに気づかず、読んでいて戸惑いを感じたので、要注意。

その「恥」の一般論で面白くなるのは、「恥の逆U字曲線」や「ミウチ、タニン、セケン」などの図式で「恥」を理解できるようになる辺りから。

そしてその理論をジベタリアンたちに当てはめていく。なるほどと感じるとともに、ジベタリアンがいなくなることはないだろうと納得してしまう。

別に若者でなくても、オッサンたちも、PTA帰りのオバサンたちも、集団になると内輪ウケを求めて醜くなることをうまく説明していた本でした。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
最近日常的によく目にする、主に若者たちの「ジベタリアン」、「車内飲食」、「車内化粧」、「人前でのキス」。本書はこれらの行動が恥ずかしくないのか? から始まって、日本人の「恥」について著者の専門である社会心理学的アプローチで考察したものである。

著者本人も言っているが、社会心理学は日常的な学問で、日々の様々な現象にこだわるところから始まるそうだ。

「これらがなぜ、恥ずかしいのか?または恥ずかしくないのか?」から始まって、延々と著者本人の考察・研究の成果による意見や、これまでの他者(心理学者など)の実験結果などが述べられ、どうやら「羞恥心は社会から個人が排除されないようにするための仕組みである。何を恥ずかしいと感じるかは個人がどのような集団に留まりたいのかによって大きく変わってくる。」という結論らしいものに至る。

では、冒頭の若者たちの行動はどうか?というといまひとつ論点がはっきりしない。つまり、本書のタイトルの「どこかへ消えた」羞恥心はどうなったのか。帯の文句にある変わり始めた《恥の基準》とは?

私は最後まで読んでもタイトルと帯の文句にこめられた著者の意図がどうもよく分からなかった。

ただ、一見興味は引く(だから私も読んだわけだが)ものの、こんなどうでもよい(と私には思える)テーマで本を一冊書いてしまう著者の力量には、皮肉でなく感服した。
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最近のカスタマーレビュー
納得、同感の品です!!!
とても納得、参考になる本でございます!!! (^ω^) 今の現代人は なんて…はしたなく 汚らわしいのか? 公衆におかまいなく、地面や床にドカンと座る者! 続きを読む
投稿日: 2009/4/30 投稿者: Z-GUNDAM改-カイ
恥の文化再考
この本を読んで得たことはルース・ベネディクト「菊と刀」に関して知識を深めることができた点であった。そもそもルース・ベネディクトが女性であることをはじめて知った。要... 続きを読む
投稿日: 2007/10/4 投稿者: たこたこ屋
コミュニティーの弱体化がジベタリアンを生んでいる
1章から3章では、我々が恥ずかしく感じる事例をあげ、なぜ恥ずかしく感じるのか、恥の効用とは何か、また恥はどのようにして進化してきたのかについて筆者の考えを示してい... 続きを読む
投稿日: 2007/1/11 投稿者: 京都81年生まれ
小さな恥に注目して大きな恥を見落とす欠陥
ジベタりアンや人前キスなどは、確かに恥ずかしさという感情を忘れた行為であり、日本の若い人たちが恥の気持ちを失い、世相が乱れているのは確かである。しかし、これは個人... 続きを読む
投稿日: 2006/2/24 投稿者: 司馬遷太郎
感覚的に分かっていることを理論的に説明している本
地べたに平気で座り込む高校生などジベタリアンなどを例に取り上げて、羞恥心とはどういう心理状態なのかを分かりやすく解説している。羞恥心の発生プロセス自体は普遍的なも... 続きを読む
投稿日: 2006/1/10 投稿者: 海援隊
中途半端
 おとなしい内容の本。ごく普通に恥ずかしさに関する心理を淡々と語るだけ。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/23 投稿者: tarotaro
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