内容(「BOOK」データベースより)
「善に対して真剣になれず、美しき悪業に対してのみ真剣になれるような、奇態な性癖を己に生みつけたのは誰なのだ」―対象の善悪を問わず美しいものへの惑溺に情熱を燃やし尽くした谷崎。大正期の谷崎文学に注目してきた編者種村氏が、表題作ほか7篇で再構成した珠玉のアンソロジー。いま新しく、谷崎文学の再発見。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
谷崎 潤一郎
明治19(1886)年、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝大国文科に入学するも授業料滞納のため中退。明治43年、小山内薫、和辻哲郎らと「新思潮」(第二次)を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。『三田文学』誌上で永井荷風に激賞され、華々しく文壇にデビューする。昭和40年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)