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美貌の女帝 (文春文庫)
 
 

美貌の女帝 (文春文庫) [文庫]

永井 路子
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

壬申の乱から藤原京、さらに平城京へと都がうつる激動の時代、皇位を巡って氷高皇女(元正帝)が懸命に守り抜こうとしたものは・・・

内容(「BOOK」データベースより)

壬申の乱を経て、藤原京へ、さらに平城京へとめまぐるしく都が遷る激動の時代は、また裏面で皇位をめぐって大変革が進行した歴史の重要な節目にあたる。その矢面に立たされた氷高皇女=元正女帝がすべてを政治にささげ、わが身を賭しても守り抜こうとしたものは何だったのか。悲劇の女帝を描く長篇歴史小説。

登録情報

  • 文庫: 398ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1988/08)
  • ISBN-10: 4167200171
  • ISBN-13: 978-4167200176
  • 発売日: 1988/08
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 146,147位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
小説としてはあまり取り上げられることのない、古代の政争が描かれています。
元正天皇は史上まれな未婚の女帝となるわけですが、その裏には台頭する藤原氏と天皇家と深くつながり続けた蘇我氏との息詰まるような政戦があって、結局蘇我氏は負けてしまいます。
元正天皇は蘇我氏の最期の「栄光」となってしまうのですが、その凛とした美しさに心打たれます。
読む価値ありです。
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
藤原京から平城京への遷都が蘇我の家系に対抗する藤原不比等の皇位継承を狙った圧力の中で行われた経緯や、その邪魔者とされ、陰謀の渦の犠牲者となった長屋王の悲劇が何故起きたのか、よくわかる。この時代背景を蘇我の娘として、皇位の継承を絶やすまいと一生、独身を貫いた美貌の天皇の功績にスポットを当てながら描いた作品は他に例を見ないのではないか。大宝律令や当時の税制について理解の手助けとなる良書と言える。また、長屋王暗殺に協力した藤原と蘇我の血の両方を継いだ聖武天皇が、後に政治から身を遠ざけ、異常なまでに寺の建立に力を注いだのは、その自責の念と長屋王の怨霊を恐れてのことだったのかも知れないという思いがこの本からは容易に推測できた。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
今まで読んだ小説は数え切れないが、その中で手放したくない一冊といえばこの本をあげたい。時は奈良時代はじめ。蘇我政権から藤原政権へと移っていく大きな時代のうねりの中で、毅然と生きた蘇我系最後の女帝の姿を描く。次々と繰り広げられる藤原氏の策略や抗いがたい歴史の波に、もがき苦しみ、それでも必死に顔を上げて誇り高く生きていく女帝の生き様が、長屋王との恋愛も交えてつづられていく。思わず引き込まれ、彼女と人生を共に歩いたような気になり、読後も人生について考えさせられる一冊。
また、母系をたどるという新しい歴史的なものの見方も、非常に有意義。
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