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美術の物語
 
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美術の物語 [単行本]

エルンスト・H. ゴンブリッチ , E.H. Gombrich
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

原始の洞窟壁画から現代の実験的な芸術にいたる、美術の全体を論じた入門書。率直で単純な文体と、物語をくっきりと浮かび上がらせる話術で「絶えず変化しながら連綿とつづく伝統のなかで、ひとつひとつの作品が過去を語り、未来を指さす」ような美術史、「伝統という生きた鎖が、ピラミッド時代の美術から現代美術にまで延々とつらなる」物語としての美術史を目に見えるように描きだしている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ゴンブリッチ,エルンスト・H.
メリット勲位、3等勲位、英国学士院会員。1909年にウィーンに生まれた。1936年にロンドンのウォーバーク研究所所員となり、1959年から1976年まで同研究所所長兼ロンドン大学古典学科教授を務めた。1972年にナイト爵に叙せられ、1988年にメリット勲位を与えられた。ゲーテ賞(1994年)、ウィーン市のゴールド・メダル賞(1994年)など、世界各地で多くの賞を得た。10冊におよぶ論文や展覧会評などの著作集があり、2001年、長く待たれていた最後の著書を完成した直後にロンドンにて没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 1046ページ
  • 出版社: ファイドン; ポケット版 (2011/11)
  • ISBN-10: 4864410062
  • ISBN-13: 978-4864410069
  • 発売日: 2011/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 11.6 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 95,812位 (本のベストセラーを見る)
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By スワン トップ500レビュアー
・著者は、美術史や人類学の研究で有名な「ウォーバーグ(ヴァールブルク)研究所」の所長。
・訳者は、ヘーゲルの『精神現象学』などの画期的な新訳で知られる長谷川宏氏のグループ。
・700ページ近い本で、定価は7000円+税。

……ということで、2007年に本書のハードカバーが出版されたとき、固い内容の本を想像してしまい、手に取らなかった。

ところが先日、書店へ行ったら、このポケット版が出ていた。
1000ページ強(本文は辞書の用紙を使って厚みを抑え、400点を超える図版にはアート紙使用)で、2100円+税。
グッと身近になっていたので手に取ってみたところ、先の<思い込み>が完全に間違っていることを知った。

「はじめに」を読むと――《この本を書きながら私がとくに念頭に置いていたのは、美術の世界を自分で発見したばかりの十代の読者だった》とあるではないか。

しかも、(1)専門用語をできるだけ使わない、(2)図版に収録していない作品には言及しない、(3)取り上げるのは本物の芸術作品だけ……といったポリシーが貫かれているので、とてもわかりやすい。

さて本文は、洞窟絵画から現代美術にいたるまでの通史になっている。
ある時代の技法が別の時代、別の地域の作品にどんな影響を及ぼし、それがどう発展していったか、ということも丁寧に語られている。
こんなぐあいだ。

《【数千年前の】エジプト人はおもに「知っている」ことを描いた。【紀元前5世紀ごろの】ギリシャ人は「見えている」ものを描いた。だが、中世の画家たちは「感じている」ことをも表現できるようになったのである》(124ページ)

そして、絵画史に新しい時代を拓くことになる13世紀のジョットになると――、
《平面上に奥行きを生みだす方法を再発見した。……この発見によって、彼は絵画というものの概念を完全に変えてしまった。彼は「言葉代わりの絵」を描くのではなく、聖書の物語をまるで目の前で起こっているかのように表現してみせた》(150〜1ページ)

図版を1枚ずつ解説しながら、ゴンブリッチ卿が噛んでふくめるように語ってくれるこの<美術の物語>は凡百の美術の授業よりも質が高く、おもしろい。

お読みのように訳文もスッキリしているし、図版の色のノリも申し分ない。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
名著 2012/3/6
By jacky
「(美術作品を)好きになるのは、どんな理由からでもいいけれど、嫌いになるのは、どんな理由からでもいいというわけにはいかない」と序章にあるように、美術に対する愛情がまず凄い。作品の背景を知れば見え方がぐんと変わります。訳文もひらがなと漢字のバランスが考えられていて読みやすいし、図版がうしろにカラーでまとめれていて参照しやすい。全体的によくデザインされていて、内容としてすばらしい上にデザインもきちんとしている。名著です。
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