第一部『神話と古代の女たち』では、泰西名画や彫刻を通じて、ヴィーナスを筆頭にギリシャ・ローマ神話の女神と、歴史上の人物として女流詩人のサッフォーやローマ皇帝ネロの母アグリッピナなどを紹介。第二部『ルネサンスの女たち』は、桐生操の文章を中心にして、ルクレツィア・ボルジアをはじめ、ラファエロも魅了した高級娼婦のインペリア等の生涯を解説。第三部『現代に輝いた女たち』では、ソフィア・ローレンからモニカ・ベルッチら女優や、ギリシャの海運王オナシスを取り巻く女たちとして、オペラ歌手のマリア・カラスや、ジャクリーン・ケネディを、そして王室関係に、ピザの名前にもなったイタリア王妃マルゲリータ、旧ギリシャ王室に嫁いだマリー・シャンタルと、登場する人物は多彩で、困難に打ち勝つ彼女らの気丈さを文章と豊富な写真からうかがい知ることが出来ました。また、アテネの国立考古博物館所蔵の黄金の工芸美術品を特集した巻頭カラーに、現在のオリンポス山の空撮、映画『ローマの休日』の舞台を写真で紹介しているので、ビジュアル面でも楽しめる内容です。