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美月の残香 (光文社文庫)
 
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美月の残香 (光文社文庫) [文庫]

上田早夕里
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

遥花は、奔放なふたごの姉・美月に複雑な思いを抱いていた。常に比べられることへの反発―。が、二人が選んだ相手もまた、ふたごの兄弟だった。傍目には幸せなカルテットの誕生だったが、新婚間もない美月が、突然、謎の失踪を遂げた。後に残されたひと瓶の香水が引き起こす思わぬ愛憎劇とは?深い内面描写にスリリングな展開。期待の俊英による書下ろし長編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上田 早夕里
兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 232ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/4/10)
  • ISBN-10: 4334744079
  • ISBN-13: 978-4334744076
  • 発売日: 2008/4/10
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 何となく手にした、初めての著者の本。主題は、双子と香水。最初は、それほどと感じなかったが、話が進むにつれ、文章の透明感、輝き、人物像の美しさ、抑制された官能、ちょっとしたホラー的要素、それぞれに惹かれてしまった。夢の描写は、実に幻想的、神秘的でさらに透明で冷ややかだ。私は文学徒ではない。むしろ、文学に自分だけが酔い、国語力の養成にさしたる力も持たない国語教師を軽蔑する人間である。しかし、上田早夕里は、すっかり気に入ってしまった。少しは文章を味わいたい人にはぜひお勧めできる作品だ。ただ、人物像は、少し透明すぎるかも。異星人のように感じる部分もある。香水といえば、平岩弓枝の小説に香水を題材にしたものがあったと記憶する。平岩弓枝の作品は、あくまでも香水は題材、副食にすぎない。材料だ。しかし、この美月の残香は、材料にはとどまるものではない。主題の核心である。くどいがぜひお勧めしたい。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者の作品は短編は読んだことはありましたが、長篇は初めて読みました
著者の短編に「ブルーグラス」という作品がありますが、内面描写に軸足を置いている点が非常に似ているように感じました

双子同士の2組のカップルのうち一人が行方不明になったことにより生じた関係の歪みを描く
そこに魅惑的な香水(匂い)を絡めることにより、 幻想的かつサスペンス的要素も出現し、単純にジャンル分けできない作品となっています
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