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投稿者: equalizer (詳しいプロフィールを表示) この作品はサドの『ジュスティーヌあるいは美徳の不幸』に直接ヒントを得て書かれているが、三島が目指したサドばりの「思想小説」とは裏腹に、たんなる節子のよろめき小説として失敗に終っている。肝心の「美徳」が全然よろめかずに、主人公倉越節子のよろめきばかりがあまりに豪奢に描かれすぎたためだ。この作品を書き終えた後の対談で、三島由紀夫は宇野千代に『あなたはよろめいたことのない人ね』と嗜められたそうです。三島でさえ思惑通りにいかなかったことからみても、いかに「思想(哲学)小説」を書くのが難しいかということだが、この作品をこれらの事情を踏まえて改めて読んでみるのも(あるいはサドと読み比べてみても)面白い(?... 続きを読む |
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