昔、ライザ・ミネリ主演のくちづけ、という映画の原作を読んでいた時(邦訳)、主人公プーキー・アダムスの読書歴が、ジャングル・ブック、ドリトル先生、ナッテイ・バンポー・・・ときて、ナンシー・ドルーなどには見向きもせず・・・と書かれていたので、私の愛したプーキー・アダムスはナンシー・ドルーを好まなかったわけだけれども、返ってそれはどんな物語なんだろう?と記憶に残ってしまいました。当時はナンシー・ドルーはたぶん邦訳されておらず、想像を掻き立てられたのですが・・・今は、調べたらたくさん翻訳されているんですね!
というわけで、この映画はその子供たちに人気の少女探偵シリーズの実写版であるわけですが、本が書かれたのはずいぶん昔だから、今のハリウッドの高校生のセンスを極めた事情とはだいぶ違いがあったことでしょう。
私の知り合いで、アメリカ人ながら日本のインターナショナル・スクールで育った少女が、高校生活だけはアメリカで送らせたい、とお母さんが彼女をロスの高校へ送り込みました。自分はアメリカ人なのに物心ついてから日本で暮らしていて、アメリカに帰りたくて日本にうんざりしていた彼女は、しかし、最初大変だった!と言いました。日本では制服のある学校(かわいいダークグリーンのタータンチェックです)に通っていた彼女は、まず、ファッションを、自分のスタイルを見出すまでが、大変だった!と言ってました。それが出来上がってないと、もう、学校でダサい人と見られ、相手にもしてもらえないのだ、と。1年近くかかっちゃったわよ!自分のファッションが身に着くまで!と言っていました。だから、ナンシーがオーソドックスなファッションで、ハリウッドの高校生たちにからかわれるのは、なんとなく理解できました。ファッションは大切だし、カッコよく自分を装えているのは、すばらしいことだけど、それができてない人を馬鹿にしたり、そのファッションに自分は賛同できないから、といって、からかったり攻撃するのも・・・また、結構疲れる社会ですね!私の知り合いのその女の子は、ビバヒル白書なんかで出てくるハイスクールは、ロスでも最高にリッチな高校だよ!といっていました。
ところで、このナンシー・ドリューでは、彼女はストレート・ヘアに、清楚なセーターやミニのひだスカート、カーディガンを肩から羽織っていたり、ペニー・ローファーを履いていたり、ハイソックス!とか、ジャケット・・・とにかく、清楚で上品で、・・・私も昔の人間だから、私の大好きなスタイルですよー。それを、からかわれようが貫き通すところが大好きです!
だいたい、ナンシーは大人だ!!!強い意志、その辺の通常の大人よりも、オトナ!!自分を律していて、パパよりしっかりもので、判断が冷静で人間的で、勇気があって!!!
頭がよくてやさしくて、きれいで素敵なナンシーは、私のアイドルになっちゃいそうです!
まあ、普通そんな悪い大人たちに囲まれたら、やられちゃうだろう・・・と思うような場面でも、なんとか切り抜けて、そこが物語ですが、ナンシーの冷静さと勇気がすてきなので、なんとなく許せちゃうのがキュートなところです。
ブルース、という役者の役?!で、なんと、ブルース・ウィルスも出ていましたよ。低燃費のクルマのCMみたいに、偉そうにしていて、楽しいカメオでした!