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美学への招待 (中公新書)
 
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美学への招待 (中公新書) [新書]

佐々木 健一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

二〇世紀後半以降、あらゆる文化や文明が激しく急速に変化しているが、藝術の世界も例外ではない。複製がオリジナル以上の影響力を持ち、作品享受も美術館で正対して行うことから逸脱することが当たり前になってきている。本書は、藝術が、いま突きつけられている課題を、私たちが日常抱く素朴な感想や疑問を手がかりに解きほぐし、美と感性について思索することの快楽へといざなう、最新の「美学入門」である。

内容(「BOOK」データベースより)

二〇世紀後半以降、あらゆる文化や文明が激しく急速に変化しているが、芸術の世界も例外ではない。複製がオリジナル以上の影響力を持ち、作品享受も美術館で正対して行うことから逸脱することが当たり前になってきている。本書は、芸術が、いま突きつけられている課題を、私たちが日常抱く素朴な感想や疑問を手がかりに解きほぐし、美と感性について思索することの快楽へといざなう、最新の「美学入門」である。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2004/03)
  • ISBN-10: 4121017412
  • ISBN-13: 978-4121017413
  • 発売日: 2004/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
形式:新書
下の方が書いていますが、私もタイトルで「堅苦しくてつまらなそう」と思っていて、読んでいなかった一人です。

読んでみると、これが意外に面白い。

美学って何ですか、みたいなところから、デュシャンの「泉」(トイレをひっくり返したもの)やウォーホルの「デルモンテ・ボックス」(段ボール箱をそっくり再現したもの)がなぜ芸術といえるのか、など、一般人の持つ疑問にも答えてくれます。

個人的には、2章のセンスについての話、4章のコピーと本物の話、9章のこれからの美学の話がよかったです。

この本が自分の好みと合わなかったら、筆者も推薦書のところに書いていますが、今道友信「美について」を読んでみるといいでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「美学」という学問があるということを最近まで知りませんでした。
でも、日常生活で最近よく引っかかることを集約したらこういう言葉(美学)に入ってる学問が何かの役に立つんじゃないだろうか?と思って書店でこの本を手に取りました。

そして私の悩みや答えが欲しかった最初の関心は払拭されました。
問いに期待通り答えてもらったのではなく、答えてもらえなかったというのでも決してありません。自分の中の価値観が広がったから、悩みが消えちゃったんです。

私たちが大学までで学ぶ価値観や知識って言うのは非常に一面的で、ある意味資本主義に役立つように偏っていて、でもこういう深い思想みたいなものが世の中にはあるんだなぁ、すごいなぁ学問の世界って、と思って、力が出てきました。知らないことが一杯あるから、楽しいという感覚?「知的好奇心」が刺激されたというんでしょうね、こういうことを。きっと。

その意味で、著者がこの本に込めた「美学を一人でも多くの人に知ってもらいたい」という熱意を私は確かに受け取った。

学者の人の書く文章は難しいというけれど、この本は私が最近購入した美術や美学や哲学の本の中でも一番見た目が地味で、内容が輝いてる本だった。高校生の教科書や小論文にはこういう文章を使って欲しい。そうしたら進路を決めるときに、こういう学問や人生の選択肢があるんだって分かるから。

学問への入り口だから簡単に書いてるってことは、著者が最初に断っているけど、そういうものがあるって知らないと、こういう世界を学びようもない。偶然手にした人や周りに賢い大人がいた人だけが、こういった広い学問の世界に入っていけるとしたら、それはお金がある人だけがいい大学へいけるって「格差社会」とはまた違った意味の不均衡を生み出すんだと思う。だからこういう本はもっと広く専門外の人にも、若い人にも広まって愛読されるといいなぁと思った。傾いていきがちな社会や自分の中の思考をブレーク・スルーしてくれるはずだから。

文系の学問は、「専門に閉じこもって社会と接触しないで自己満足で研究しているだけ」っていわれるけど、研究を突詰めた説得力、この本にあるような説得力が、社会の価値観を変えたり、人の生活に少しの潤いや楽しい気持ちや活力を与えるんだと思う。

本当に面白い本だった。
このレビューは参考になりましたか?
38 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
とにかく面白かった.
とにかく分かりやすい.

身近な事がらについて書かれており,小難しい美学理論などには
触れていないのだが,それでいて,「美学ってこんなかんじのもの
なんだろうな」というイメージを持つことのできる一冊だ.

また,現代における「アート」や「芸術」というものが果たして何なのか,意味不明とも思われる現代アート作品が,どうして作品たりえて
いるのか,という疑問にも十分答えてくれる一冊である.
この本を入り口として,美術史や美学を学ぶことも,可能かもしれない.

ただ…前のレビュアーの方も書いていらっしゃるが,題名が….

正直,タイトルから「どうせ大して面白くないんだろうなあ」と
思って読み始めたので,余計に感動してしまった.

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